小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

返信する!以下は元記事

タイトル:主人公補正とヒロイン補正 投稿者: あまくさ

ヒロインは主人公の恋愛対象で、主人公の相棒にもしたいとお考えなのですね。安心しました(笑
基本にそれがあるならいいと思いますが、やや気になるのは、

>このヒロインに憧れて惹かれて恋心を抱く、そこは描きたいと思っております。また、その想いをどこかのタイミングで彼女に告白させます。

ここかな。
主人公側の気持ちは分かりましたが、ヒロインの方は主人公をどう思っているのですか? ここまでのやりとりの中でその視点が抜けていたように思うのですが、いかがでしょうか?
もし想いが主人公からの一方通行だとすると、圧倒的なラスボス、そのラスボスに戦いを挑む警察官、その警察官に憧れるヒロイン、そのヒロインに憧れる主人公、という関係になってしまいます。それがいけないわけではありませんが主人公としては物足りないので、ヒロインの方の気持ちはけっこう大事です。

物語の主軸ということを意識してください。主人公は主軸にからまないとダメです。
主人公には主体性が必要ですが、主体性のあるキャラが物語の端っこの方にいてもそれは主人公ではありません。
ラスボスがいる物語なら、ラスボスと対峙する最終局面では主人公が中心軸にいないとダメです。
ヒロインがいる物語なら、何らかの意味でヒロインにとって主人公は特別な存在にならなければダメです。特別な存在というのは普通は恋心になるわけですが、必ずしもそれでなくてもよいと考えています。ラスボスを倒すために唯一必要な何かを主人公が持っているからでもかまいません。物語の中で、それは主人公だけが持っているということが重要です。だからヒロインは主人公を無二の戦友に選び、行動を共にすればしだいに情もかようだろうし、やがて二人の相棒関係を軸にストーリーは回り始めるのです。
主人公とヒロインは物語の中でそういう特権的な位置を与えられる存在で、俗に「主人公補正」「ヒロイン補正」と揶揄されたりしますが仕方がないんですね。そういう位置づけが主人公・ヒロインであることの本質であって、それがないと主人公でもヒロインでもなくなってしまうだけです。

コメントは4500文字以内。

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

トップページへ 「主人公がいない!」のスレッドへ

小説の書き方Q&A:創作相談掲示板の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ