バトルものにしたいのなら、せめて「戦闘の発生を完全にor高確率で無くせる力」は取り除かなくちゃ。
ハンター×ハンターでクラピカが「強化型が理想だったけど仕方ない」と言ったように、本来ガチバトルに強くない能力者というのは、そもそも戦いに向いていない、だから最初から戦う状況に持って行かない、それで戦いが成立しないんだ。非戦闘タイプはあくまでメイン火力の仲間がいるうえでのサポートなんだって。いちおうクラピカは限定オールマイティだから、単独行動できてるしなんとか「典型的な強化型を倒すことができた」って目標を掲げて頑張ったりしてるけど。
だから、戦いが起こるってことは、それはよっぽど主人公が攻撃的なゲスな奴だっていうことだよ。だって、まともな主人公なら相手から「戦う意欲」を無くすから、そもそも戦いが起こらないんよ。主人公を殺さなきゃ皆が死ぬから、必死で殺すしかない状態にまでなってるの。読むせんさんの言う最悪のラスボス状態になってる。他の方も言ってるけど、不意討ちや暗殺が最も効果的。
テラ:ザ・ガンスリンガ―のテンプテーションは、データ内容としてはこの「強化型」に相当している。だから強いんだ。まんべんなく戦闘能力が底上げされているわけだからね。殺すとしたら、独りでいる状態でかつ周囲の物を壊して事故死させるとかいう、対物判定に持ち込むと効果的かな。仲間がいたらそいつがなんとかしそうだし。
それも「無」を操る主人公の前では無力かもしれないけれど、さっきも言ったように、まともな主人公ならそもそも戦いが起こらないわけだから。だから「戦いが起こったら基本的には強化型が強い」てことになるの。