>全容が見えているような気がするのはエンディング(というか、最終決戦の相手)だけ書く前から決めておいたからです。
うん、まあ、その意味でね。私も終わりや通過ポイントは決めて途中経過は行き当たりばったり方なので、そういうやり方自体は決して変ではないとは思っている。
>その一部が先日立てたスレッドでの発言「キュベレイはラスボスに不適」なんです。
これなんだけれども、マリンさんが「懲りた」と言っていたからその線で「向いてなかったんじゃない」とは言ったけれど、だからといって絶対にラスボスにできない、ってわけではないよ。
例えば、ファンネルが全部破壊された時点で彼女が負けを認めて終わりにするとか。もしくは、その機動力だけを頼みに体当たりやキックなどの泥仕合に持っていって「あの誇り高い彼女が、こんな戦い方をするなんて……」というところに感動ポイントを持ってくるとか。
そういう意味で心理描写ってのは大事なんだ。画面的な派手さではなく、起こっている出来事に感動や深みを増すことができるんだよ。そこが小説の醍醐味なんだから今後はそのへん軽視しないようにお願いしますぜ。
>あんな流されるだけのキャラだったら最初からモビルスーツ娘を主人公にするべきだったのでは? とすら思えてきた始末です。
うん……でもね、主人公の存在を消せばそれで終わり、という問題でもないんだ。例えばだけど、私が今執筆中の作品があるんだけれども、それでもモブキャラで「あっヤバいこの人の都合考えてなかった」ってシーンになっちゃって、今ちょうどその人を説得してメインキャラの都合にもっていく展開にしたところなんだけれど。
今後もそういう「あーこの人の都合無視したら楽なんだけどなー」という状況というのは、きっと出てくると思う。そこをスルーせずになんとか丁寧に対処する癖をつけなければ、いくらマルテナやアンジーのようなお気に入りのキャラだけ格好良く書いても、読者にはちっとも響かない。友人さんのように「かっこよく描いたキャラほど偽善的に見える」結果になってしまうんよ。
まあ、ちょっと場数を踏まないとこなせない話になってきているかもしれないので、「気にせず書く」というか「気にしつつもできる範囲で少しずつ頑張って」いけばいいんじゃないのかな、と思っています。では、応援しております。