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タイトル:それを救済と感じさせるのは物語の力次第 投稿者: あまくさ

魂を星に変えることは人殺しになるのか?
そこを気にされているわけですよね?

私の考えを結論から先に言うと、人殺しと描くこともできるし救済と描くこともできる、となります。

魂を星に変えるのは人殺し → 悪霊化した魂が災害を起こすなら、人殺しも必要悪 → 創作の内容は倫理的に不正でも問題ない

この議論はおかしいです。最初から人殺しであることを前提にしてしまっているからです。
必要悪ということは悪であることの決めつけ。創作は倫理的に不正でもかまわないというのも、倫理的に不正であることの決めつけ。そもそも魂を星に変えることは悪でも倫理的に不正でもないかもしれないという考えを、最初から排除した議論になってしまっています。

魂を星に変えることそのものは、私は別に人殺しとも悪とも思いませんよ。そう考える理由についてはすでに説明したので、ここでは繰り返しません。一つだけ付言するなら、ストーリーの組み立て方次第です。

あくまで一例ですが。

人間が悪霊化して災害を起こす事件が発生 → 主人公は悪霊を星に変えて災害を防ぐ → しかし主人公は(大切な誰かを星に変えなくてはならないことになるなどの理由で)、人を星に変えるのは実は残酷なことなのではないかと疑問をいだくようになり、苦しむ

前半にこういう流れをつくり悩ませた上で、終幕に星に変えるのは魂を救済することなのだという境地に至らせるなら、読者を納得させることは可能だと思います。
そういう後半の流れをどう作るかということについても何となく頭に浮かびましたが、それは書かないことにします。
ただイメージとしては、そういう流れの中で「あの人は、星になってこれからもずっと私たちを見守ってくれている」みたいなことを呟かせたらしっくりくるんじゃないかなと。

……まあ、あくまで私の妄想であって、別に提案じゃないですよ(汗)。言いたいのは、こういうのを読者に「偽善的」とか「生ぬるい」とか思われてしまうかどうかは、物語の力次第ということです。

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