ファッションに興味があって、自分の美しさを引き立てる服装を熟知しているキャラクターなら普段から似合う服を着ているのかもしれないけれど、大半の人はそんな器用なことはできてないと思うんですよね。こだわりが薄くて安物や貰い物ばかり身に着けてるとか、逆に変なこだわりがあったりとか。あるいは仕事柄必要で実用本位の服選びをする人とか。
小説的な観点で考えると、そういう"服装の似合ってないところ"にこそむしろドラマがあるような気がする。
骨格で似合う服が決まるっていうのもまあ一面的な基準だし、みんな毎朝もっといろんなことを考えたり考えなかったりしながらその日一日着る服を選んでるはずなんですよね。そこにキャラクターの個性が出るんじゃないのかなとか思ったりして。