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タイトル:文学賞応募にあたっての返信の返信の返信 投稿者: サタン

80!
そりゃ、ひょっとしたら来る場所が間違ってるかもしれない……。
ココはライトノベル、つまり10代向けの小説を主として創作活動をしている場です。要は漫画みたいな小説の事ですね。
文学賞というのも、そうしたライトノベルの新人賞と考えて答えておりました。
どんな小説を書かれているかもわからないので想像で書いてしまいますが、文字通りの文学でしょうか。
純文学や一般文芸、有名所で直木賞や芥川賞みたいな作品。
だとすると、ライトノベルはエンターテイメントであり文学ではないので、創作面において文学作品とはだいぶ考え方が違ってくるかなと思います。

文学作品となると、難しいなぁ……
エンタメ小説のラノベはあくまでエンタメなので面白く楽しい物語が正義で、とにかく話を転がして個性的な登場人物で場を盛り上げてゆき、浅く広くが基本かなと思うのですが、
文学作品ですと、一つのテーマを深く掘り下げていくようなところがあるので、ページが足らない場合はテーマを見つめ直し、作品に対して補足的な内容を付け加えると良いかと思います。
多い場合、削るのは……厳しい気がするな……
文学作品はテーマを深く掘り下げると書きましたが、つまりコレ、作品全体で一つの表現をしているので、そこから文章を削るってのは完成した絵画から色を一色だけ削ると言うようなもの、である気がする。
少なくとも私が文学作品を書いていた頃に「文章を削る」という行為はしたことがありません。
するならば、そのシーンと関係するシーンを全て書き直していました。

――とはいえ、私も文学作品はもう20年は書いてないので、参考になるかわかりませんが。
ライトノベルはここ10年でだいぶ応募環境が変わった気がしますが、文芸の文学賞はおそらくほとんど変わってないかと思うので、それで言うと、確か、長編で1・2ページくらい多い・少ないという規定違反があっても目をつむってくれることが多かったかと思います。
短編や掌編だとけっこう規定ピッタリなことが求められます。

とりあえず今、目の前にある規定オーバーした作品をどうにかしたいということではなく、今後プロット通りに書いたとして規定通りに書くコツは何かあるか? という話をすると、
とても簡単な方法が一つあります。
規定より短く収まるようにプロットを作ってみると良いでしょう。
先の返信でも書きましたが、加筆することは割と簡単です。
例えば、こう考えることで解決できます。
10p余ってしまった、じゃあ、とりあえず10pでプロローグを書こう。
物語の前座を置くだけなので、物語本編の雰囲気は変わらず、一切何も手を加えることなくページを増やせます。
序盤は「物語をはじめる」ことが目的になる場面ですが、はじめるための導入部分は比較的自由になる。
例えば「ある日、私は隣人に恋をした」と、一行でいきなり物語を始めても良いですし、「主人公が隣人に恋をする過程のエピソード」を数ページから数十ページに渡って物語の導入として序盤に書いても良いです。
つまり、その分のページ数はどうにでもなる、ということです。
……まあ、逆を言えば、あってもなくてもどっちでもいいシーンが序盤にあるって事になってしまうのだけど、ページ調節用として「物語の導入部分」を意識してみると良いかもしれません。

最初は「なるべく序盤は短く書く」という方針で執筆をして、書き上げた後にページが足らないようなら「導入部分を加筆してプロローグにしてしまう」という感じです。
ひとまず、規定に届かなかった作品で試してみると良いかなと思います。
序盤にプロローグを追加してみましょう。
本編に手を加えず数ページ以上のページを増やすんであれば、それが一番簡単ではないかなと思います。

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