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タイトル:文学賞応募にあたっての返信の返信 投稿者: ヘキサ

 前のコメントでの訂正:名前が出た時点で→年齢が出た時点で、でお詫び致します。
 とりあえず、鍛錬室に投稿した場合は掲載する板は「ノベル道場」のほうがいいと思われますので、次回からそちらをご利用ください。

 投稿室の仕様か、wordなどの段落開始の一字下げが反映されないので、お手数ですがまずそこを訂正していただくとよろしいかと。あと、縦書きを前提にされている場合はなるべく漢数字を使われたほうがよいと思われます。文字数の増減に地味に響く可能性がありますので。

 で、原稿用紙換算し(20字×20行にしましたが、賞の規定によっては違う場合もあります)、禁則処理を施し、疑問符・感嘆符の後はとりあえず一文字開けと仮定し(最近は空けなくてもよいという賞もあるそうです、個別にご確認ください)、ときどきあった不規則な行開けを通常一行、回想シーン突入時は三行と仮定させていただいて17枚と出ました。これだけでもこういう誤差が出るんですねー……という感じです。

この感じですと、店長や経理の女性や料理長、村長等の各登場人物の外見描写を初登場の際に入れるだけでも3枚埋めることができそうです。「○十代の」「白髪交じりの」「小太りの」「深く皺の刻まれた」「やや低い(高い)声の」といった修飾語をうまく入れられそうな気がします。同様に初めて出る風景も、レストランであれば「薄暗い店内でステンレス製の調理器具が鈍く光る厨房」「滝の雰囲気に合う和モダンなデザインの客席」、滝付近であれば「澄み渡る蒼空」「心地よい風」「やや汗ばむほどの陽気」など(即興で考えたのでちょっと陳腐な表現ばかりで申し訳ありません)など書き連ねていけばわりとすぐ埋まるのではないのかと。

 文体はどことなく新聞や雑誌記事のようなドキュメンタリー風で、良くも悪くも「固さ」があり、いい意味では「飾り甲斐のある内容」、悪く言ってしまうと「まだ骨格だけ」と思えました。個人的に会話に「」を使わずに地の文で済ませてしまうというのは私は結構好きでして、他の作品はわかりませんがこの作品には合っていると思います。神視点というのか噺家視点調にもなっているので、私は他の作品でしたら「あんまりおすすめできないけどなー」と言ってしまうんですが、文学の新人賞であれば語り口で魅せる、ということをしてもいいかもしれない作品かと思います。

 ただその一方で、全体に物語調にするために大きく引き伸ばすこともできる作品ですので、その場合視点を誰に固定するべきか迷います(一般的に短編は視点を統一するのを推奨されます)が、これはやはり山崎店長の視点ですかね、最後に供養をするのも彼ですから。回想シーンはそこだけ村の古老の語り口でいけばいいと思います。で、これ(視点の統一)をやってしまうと文章が2~5倍ほど膨れ上がる可能性もありまして、大幅な改ざんになってしまうので今回は省略させていただきます。

気が向いた時にどこかの講座サイト(ここの研究室にもありますが、ライトノベル向きですので他サイトもご利用いただくとよいかと)で視点に関する記事を少し眺めてみては、と思っております。以上、何か参考になればと思います。

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