通りすがりさんの投稿
面白ければ、主人公の設定なんてなんでもいい。
昭和の小説(ラノベではないが)を読み返せば、たいていの主人公は子供や青年ですらなく成熟した男性だった。
平成も28年目となり、購買者たちの世界感や好みが変動し、大人にあこがれる子供も、かっこいい大人になりたいと願う大人も激減、逆に子供に戻りたいとすら考える連中は増大している。
出版は大金をかけたビジネスなのだから、そんな状態で流行りから外れた大人主人公が歓迎されるわけがない。
また、子供にありえない能力を付与させることでギャップの産み出しを容易にし、奇行への容認度も広がるので、その点でも子供主人公は有利と思われる。
以上の不利を覆せる物語が書けるのなら、大人主人公であっても問題はないはずだ。
現に、主人公が大人でも売れている本はいくつもある。編集者の意識を改革できるだけの作品を書けさえすれば、問題は可決するだろう。
2016/05/25(Wed)