キテレツ大百科のコロ助とか禁書目録のローラ=スチュアートみたいに語尾だけ『なり』『ありける』とかをくっつけたエセ古文はたまに見るけれど、古文そのままの例はちょっと思いつかない。
よく喋るキャラクターが常にその口調だと読んでいて疲れるかもしれないけれど、1.長台詞は控える、2.意味がわかりづらいところは適宜地の文や前後の会話で補足する、などに気を配ればなんとかなりそうな気がする。
古文だけじゃなくて方言もそうだけれど、付属語(助詞, 助動詞)は多少特殊でも、単語だけ拾っていけば文章の意味は何となく分かる。でも自立語(名詞, 動詞, 形容詞など)が現代語や標準語と異なる場合は知識がなければ読み解くのはむずかしい。たとえば北海道の方言では寒いことを"しばれる"と言うらしいけれど、これは知識として知っていなければ読んでも意味がわからない。古文であれば"敢えて"が"全く~ない"という意味になるとか、そういうのは受験生でもなければ普通は覚えてないから説明なしに使うべきではないと思う。