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タイトル:創作クラスタのための心理学の参考書の返信の返信 投稿者: あざらし

より専門的なものを求められている、ということでよろしいでしょうか?

統計を勉強されるということですので、まずはそちらから一冊だけ。
【新谷歩著:今日から使える 医療統計】
ド文系でも解った気分になってしまう本。
これは実際スゴイことだと思います。
少なくとも数字から読み取る考え方が一新されました。
二度、三度と読みこめば本当に解る(と、思います)

これ以上のレベルは投げ出しますので、お勧めできるかどうかの判断も出来ません。
続きまして本題のガチガチの専門書。
統計と論文を求める、つまりはエビデンスであり医学になっていきますので、専門書の例に漏れず高価な書物です。
空ぶりを防ぐ意味で必要性の高いものから順に書いておきます。
以下、共著のためタイトルのみ記載します。

【ヒルガードの心理学 第16版】
入門書であり教科書です。
屋台骨ですので以下のお勧め本を読まれる前にどうぞ。この本を飛ばして先に進むことをお勧めしません。

【DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル】
後述のカプランとセットにして読まれるのが良いでしょう。
辞書的な意味合いも強いのですが、論理や統計を求められるのなら役に立つはず。
臨床目的ですので、恣意的な読み方をすると弊害のみが際立つ悪書になりかねませんのでご注意を。

【カプラン臨床精神医学テキスト DSM-5診断基準の臨床への展開 第3版 】
手にした途端、分厚さに引きますが辞書なので致し方なし。
前述のDSMと事実上の対です。
個人差もあるでしょうが、ペラペラと捲って興味を持った知識をさらに他書に求めるなら、こちらの方が面白いと思います。

とりあえず必読レベルを三冊抜き出しましたが、他書籍を中る道案内として十分に役立つと思います。
が、大前提となる専門書に手を出す動機を固めることを強くお勧めしたいところです。
知識は凶器でもあります。
万人に対してとは申しませんが、日常生活の営みに不安無くとも精神的に不安定な人にとっては恐ろしい凶器にもなります。
そして精神的に不安定な時期、肉親を亡くしたり、自身の尊厳が著しく侵害されたりといった強いショックにあれば、誰しもにとって、時系列を現在に限定しなければ、かろんさんご本人にとっても凶器となり得る危険を内包しています。
知識は凶器でもありますが、精神医療にとっては素晴らしく切れ味のよいメスです。精神疾患という病巣に差し込まれるメスが健康な部位に影響を与えることのないよう、ご留意ください。

そのために番外変として一冊。
【ヴィクトール・E・フランクル 著:夜と霧 (新版)】
あえて説明はしません。

ではでは執筆頑張って下さい。

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