タイトル:社会派小説のネタ募集!ネタ探ししているそこの君!僕とディスカッションしよう!(あざらしさんが勧めてくださったレオンが発端のスレです)の返信 投稿者: 壱番合戦 仁
続きです。
弐、【核家族社会の黒歴史】
僕は経済についてはとんと暗いのですが、人類文化学的な観点から申し上げますと、高度経済成長期という時代における資本主義は、【核家族を前提とした社会体制を根本から覆しました】。特定の世代を生きた大人たちの間では、有名な話ですね。
結果論を承知で端的に言うと、核家族制度と資本主義は相性が悪かったのかもしれません。
資本至上主義を掲げると、社会全体が個人に、『仕事を一番優先する事』を求めます。(労働時間という資本を切り売りしているのですね)
あの時代の経済主義は「仕事をする人々をたくさん増して、その仕事から生まれたモノやコトを買う人もセットで増やす」ことで、経済を活性化させる狙いがあったのだと思います。AIなんてさほどメジャーではなかった頃の話です。時代が時代ですから、人力に頼らざるを得なかったのも仕方のない話かもしれません。
ですが、その時代が残した負の遺産は、今も僕たち若者の世代に受け継がれています。
核家族という共同体は、日本古来からの「家制度」の性格を強く受け継いでいます。
皆さんは、「家」という文字を思い浮かべて、何を想像しますか?
たいていの方は、プライベートな空間と、思うでしょう。
それは一面としては正しいのですが、もう少し掘り下げると、いろいろとブラックな世界が広がっています。
例えば、法律では家制度の慣習を考慮して、「家庭内で起きた犯罪は、極力その家庭内の法律に裁かせる」という、世にいうところの「民事不介入」もしくは「家庭内不干渉」という慣例があります。
これを隠れ蓑にして、家族や親せきに狼藉を働く輩が後を絶たないということは、今巷でも取り上げられている社会問題でもあります。
そうです。「家」という場所は、現代社会において「閉鎖された環境」であり、「ばれなきゃ何をやってもいい」がまかり通ってしまう危うさをはらんでいるのです。こんな状況を打破するには、既存の慣例や風習を改め、新しい社会制度を作っていくことが大事です――――――――。
ここまでは、並の論客ならだれでも言います。でも、だれも具体的な方策については話さない。もしくは既存の社会の在り方の切り口を変えただけか、付け焼刃程度です。でも、僕はこうも思います。
「もっと妄想すればいいのに」と。
――――人間が想像できることは、実現できる。
フランス人作家、ジュール・ヴェルヌより。
この言葉が記す通り、「妄想」は「想像」となり、「想像」は「理想」になり、「理想」は「目標」になります。あとは立てた目標に向かって、日進月歩すればいい。
ならばこそ、もっと自由にいろんな家族の形をイメージすることが大切だと思います。
それはそうと、我ながら思いっきり作品のネタになりそうな話ですねww
ともあれ、二番の議題についても皆さんの意見を募集します。
感想やご意見をどしどしお寄せ下さいね!
それでは、次行って見ましょー!