タイトル:プロットを細かく作り込まないとキャラが脱線した行動をとってしまいます。 どうすればいいでしょうか?の返信 投稿者: モネ
三浦様、こんにちは。
脱線した行動を取ったのにならないか心配? え~と、つまり書いたらキャラが別の事をしたんですか?
とりあえず、キャラクターが脱線する場合は2つあります。
一つは設定が薄くてキャラクターが暴走することです。冷静沈着の性格だったはずなのに、お調子者みたいになった、とかです。
もう一つは、キャラの一人歩きです。
これ、長編を書けば書くほど自然となるものですよ。監督側で見るところの役者のアドリブです。
僕も最初、プロットと違った行動をいつの間にかしていたのでどうしようかと悩んだことがあるんですが、キャラ設定や性格や信念やらを見て、こいつならこういう行動もするだろうなと面白いのでOKにしました。
前者は作り込みが薄いとなりますが、後者作り込みがきっちり出来てるとなります。
両者の共通点はプロットから外れたことですが、後者は、なんというかキャラがこうしたいと訴えてくる感じでしたね。
プロットの作り込みですが、人にもよるのであくまで僕個人はこうしてるという事でお願いします。
僕は長編のプロットを作るとき、起承転結で大まかなストーリーを作り、そこから「起」「承」「転」「結」と分けて更に細かく書いてます。
例えば、桃太郎のお話がありますよね。あのお話を起承転結の大まかなストーリーとして、「承」に注目します。
桃太郎が犬に出会い、きび団子をあげようとするのですが、そこでカラスが出て来てきび団子を横取りします。それを桃太郎と犬が協力して取り返しに行く……という流れです。
ここまで作って、不安なところ、ストーリー全体のバランス、この承でいくつ伏線を置くか考えて、これで良さそうならこれで、それでダメなら更に作り込みます。
ここで注意したいのは、あまり作り込まないことです。縛り過ぎると遊べなくなりますから。
余白でキャラの掛け合いとかすると凄く楽しいですよ。会話してるって実感します。
僕がプロットでしているのはこのくらいです。少しでも助力になれたら幸いです。