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タイトル:プロットはできたけれど……の返信 投稿者: クロウド

 プロットは荒書き(構想まとめたあらすじ様なもの。解説する人によっては粗稿・下書きを粗書きと言うので注意)ですむ方もいれば、最終プロットに描写を書き加えればほぼ完成というレベルまで詰める方もいます。
 どのようなスタイルで書いていたとしても、おおまかにはプロットから章割りを行い、その章の中での項を割り、それぞれの段階で不足している情報や設定の補足や追加を行いつつシーンの想像・脳内再生しつつ執筆します。
 この情報と設定が足りていないとその後の想像が難しいことになります。設定というものを作っても文面に出すのは一割もないとは言われるのは、作者の想像を補助するのが役割となる設定もあることによります。大筋に本編と関わらないいわゆる裏設定と呼ばれるものはこの役割があるものです。(読者視聴者が裏と言っているだけで作者側はただの設定のひとつに過ぎませんが)
 設定ばかり作っても話は進みません。適量というものは個人差がありますが、足りていないのではないでしょうか。

 設定も十分なのに書けないとなると、想像力が働いていないとなりますが、これには実経験の不足とプロットの墨守しすぎのふたつがあります。
 前者は実地取材や代わりとなりそうなアクティビティの体験で補えますし、大阪おばちゃんやガチの江戸っ子に知り合いが入れば、文化として言葉遊び……今で言うノリツッコミがありますので会話することで言葉としても人心の機微としても勉強になることも。
 プロットの墨守。これがちょっと厄介です。
 プロットというルールを破ることに注意しすぎている場合、おもしろくなれば、その部分を書き替えてもいいやと思うことです。
 プロットから外れても戻る自信がないから守る場合、遠回りになっても予定を達成できればいいやと思うことです。
 なにより厄介なのは、決めたことだからと頑固一徹になっている場合。こうなると想像力を働かせる余地が少ないので、体験や設定、語彙力の手札が多くないと言葉に詰ります。この場合は大きく気分転換するか、しばらくその作品から手を離して寝かせると良いでしょう。

 そもそもの語彙力がないから書けない。表現できないというパターンも文章化できなり理由としてあります。
 とかく小学生の文章や幼児のつたない説明になってもいいので書きなさいと言います。それで最後まで書き上げてみてダメだと思う部分を類義語辞典、表現辞典を用いて書き換えてゆくのです。これの試行錯誤で語彙力を増やし、自分の思考にぴったりくる表現を見つけるのです。
 ただし、期限を区切ってそれを終らせます。次の作品を書くか。それとも同一プロットでも失敗を踏まえて修正・改良して最初から書き直すかしないと成長の妨げになりますし、時代遅れともなりますので注意です。

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