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タイトル:コンセプトの上で読者を裏切る方法はあるか?の返信 投稿者: のん

 こんばんは。コメディ寄りでしたら「立身出世のため姫を」というのは前提条件として、それなのに「女ボスに心惹かれる」という葛藤が生まれたところから書き出すと、展開させやすいですよ。

 『読者様に「立身出世のため姫を助ける話」と思っておいてもらう期間』が必要なら、急な展開はあまりしたくないと言うことでしょうか。

 上記の『期間』を沢山、それこそ物語の3分の2ほど使うなら、三幕構成が役に立つと思います。
 これで長編が最後まで書ける!三幕八場構成を学ぶhttps://monokaki.everystar.jp/howto/nonseries/2708/

 三幕構成で検索するとすぐに出る記事なのですがオススメです。
 上の記事に当てはめると、終盤手前で姫を救出、女ボスが窮地に、主人公は姫を助けた名誉よりも女ボスを選ぶ、女ボスの救出(作中最高難易度の試練)、クライマックス。
 という感じにもできます。

 3分の2も使わないよ、という場合。「姫を助ける話」というのを読者様に思い込ませてしまうと「あれ、違う?」と読者様が自分で気づくだけの時間的余裕が少ないので、どうしても裏切りになりやすいです。
 他の方々がおっしゃっているように、目的の価値を落として思い込ませない、もしくはただの前提にしてしまう、というのが良いでしょう。

例えば
 姫がさらわれた。褒美を目的に彼女を助けようとする人がたくさんいる。主人公はその一人。他の挑戦者を蹴落とすため画策しだす。女ボスの目にとまる。協力関係になる。

例えば
 姫がさらわれた。立身出世にはちょうどいい。しかし旅に出てみれば名をあげれそうな出来事は他にもたくさんある。あっちへこっちへでイベント多発。結局姫を救いに行くことに。女ボスと接触しまた揺さぶられる。

例えば
 姫がさらわれた。何やかんやのすえ姫のもとへ。しかし帰還拒否。バッドエンド。女ボスと接触。別の流れへ。

 全て一幕です。流れを変えるまで時間をかけないのであれば、その間は女ボスに触れないでおいて姫の話を先に終わらせるのもありですね。

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