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タイトル:小説と絵本の文体の違いの返信 投稿者: サタン

最低限、要点だけ書けば良いと思います。
絵本ではないけれど、
「どんぐりころころどんぶりこ
お池にはまってさあ大変
どじょうが出てきてこんにちわ
坊っちゃん一緒に遊びましょう」
これ、起承転結になってるのわかりますかね? 四行詩で意図してそのように作られただけだけども。
あえてこの動揺を小説的にプロットに起こすと、
「どんぐりが遊んでいる」「どんぐりは池に落ちて困ってしまう」「そこへ池に住むドジョウが助けてくれる」「二人は仲良くなって一緒に遊んだ」
という流れ。
更に小説っぽく噛み砕いていくと、「どんぐりが遊んでいる」というのはどこでどのように遊んでいるのか、それ以前には何があってどんぐりにはどのような背景があるのか、主人公のどんぐりはどのような性格でどんな特徴があるのか、と考え細かくしていく。

でも、絵本で同じことをやってしまうと書くことが膨らみすぎてしまう。
一場面で表現できる事は一枚のイラストで表現できる事に限定すべきなので、いくら情報量の多い「絵」と言っても積み込める要素は限られる。
なので、最低限の文章は「どんぐりが遊んでいる」というプロットに書いた通りの一文で、これが伝われば次の「池に落ちる」という展開に持っていけるので、「どんぐりが遊んでいる」という言葉をどう表現するか? って話になる。
イラスト一枚で表現するのであれば動揺みたく「どんぐりころころどんぶりこ」と擬音を混ぜて抽象的に表現したほうがいいと思う。
イラスト二枚使えるのなら、「一人で遊ぶ状況になった」「一人で遊んでる」とかやや詳しく要素を増やしたり分割したりする。
そして、その要素を「どう表現するか」ということ。

だから、まあ、やや否定的な意見を言ってしまうようだけど、文章自体に悩むってことは、そもそもプロットの時点でどんぐりの例のようなシンプルな形になっておらず、小説的な表現方法で物語を組み立てているのではないかなと邪推してしまう。

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