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タイトル:先を急いでしまうの返信 投稿者: t

私は同じ展開を何度も見せられるの好きですよ。
相棒では毎回犯人が捕まりますしテセウスの船も面白い。
アニメ鬼滅の刃で柱が初めて登場した時は悲しくなって涙がでました。
コンビニで久しぶりに立ち読みしてみたら案の定、月の呼吸と戦ってました。

設定を練るというのは便利によく使われる言葉ですが、ケースバイケースです。
文章力の高い人が片手間で書いていたらすぐ分かるので、もっと練ったらと言われることもありますし。書き始めて間もない文章力がそうでもないのを読んだ後で、練ったらと言われているものもある。賞の審査員がみなさん設定を練りましょうと言えば、同じ言葉であっても意味が違ってきます。

評価シートではストーリー、キャラ、文章力、構成、設定、商業性の6項目があるうちでいえば、設定はそのうちの1つでしかなく。仮に設定が面白かったとしても、読者がその面白さを理解する前に読むのを止めてしまったらそれは書いてないのと同じで伝わりません。
だから設定を練るという話になっていくのですが。

第一話が3000字あって主な内容としては主人公とヒロインの会話だけで、舞台に関する記述が最初の方に2行あるだけの小説が仮にあったとします。
漫画やアニメや映画で例えるなら、背景のない白い空間で主人公とヒロインが一話ぶんまるまる会話だけしているようなものですが。
これを読んで普通は舞台(背景)を書きましょうとは言いません。設定を練りましょうと言った方がトラブルになる確率が低いからです。
設定を練ると言われると大体の方が主人公の個性を深く考えてみたり、煮詰まるとエログロ方向に物語を引っ張っていくものですが。
ちょっと探せば物語に舞台が馴染んでいるネット小説なんていくらでもあります。

ここで一つポイントになってくるのが、舞台を書くのは普通のことであって、設定を練っていることになるのかという点です。もし相棒を見た後で家族の一人がこう言ったとします。真犯人がでてくるあたりよく設定が練られている。
その気持ちは分からなくないもですが。
普通に考えれば真犯人がでてくるのは当たり前のことです。もっといえば真犯人がでてくる展開は何百回も見ています。それでも飽きたりしない、面白いものは面白いし、そうでないものは自分の心には響かなかったというだけです。

設定を練るという言葉には、同じ展開をどう違うものに見せるかも含まれているものです。まぁ詳しいことは設定を練ると言ったどこの誰かも分からない本人に、どのような意図があるか直接聞いてみないと分かりませんが、そんなことはできないしさせてくれないのが世間です。
あきらめて楽しんで書いていくしかありません。
設定を練るときはカッターナイフで鉛筆を削るように尖らせるばかりではなく、視点を広げて全体を考えることも大切で。
大学受験とちがい早く成長した者が長く結果を残せるという世界でもないですし、いそぐのもやりがいがあって面白いしいい。肩の力を抜いてなるようになるさくらいでもまた、いいかもしれません。

何かの参考になれば幸いです。

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