>読むせんさん

　ドラコンです。リンク先の訂正、追加ありがとうございます。

　ご紹介いただいた作品は軽く目を通しました。感想は下記の通りです。

「【安価】VRMMO世界に安価で鉄道作ろうぜｗｗｗｗ」
　タイトルに「鉄道」を入れているわりに、話の99％は鉄道無関係。雰囲気は、鉄道が存在するオンラインＲＰＧ『ドラクエ10』+鉄道会社経営シミュレーションゲーム『Ａ列車で行こう』+ブロック積みまちづくりＲＰＧ『ドラクエビルダーズ』という感じ。やり取りが「○○・××間に線路敷設完了」「△△地点でモンスター出現により○○線運転見合わせ。冒険者にモンスター討伐依頼中」「鉄鉱山を発見」といった感じなら、楽しめたかな。

「悪役令嬢にはどでかいスパナがよく似合う」
　乙女ゲームをやったことがないので、乙女ゲームのお約束が分からない。機械いじり・モノづくりに特化している。蒸気機関車だけ造っても鉄道は運営できない。

「閣下が退却を命じぬ限り【本編完結】」
　女性向けの乙女ゲームの世界なのに、鉄道を強く出し過ぎでは？　鉄道趣味は男の世界で、女性は少ないと言われている。作者が、第一次大戦前後～冷戦期のヨーロッパ、特にロシア・ソ連、東欧の情勢や、軍事と鉄道について、相当通じているように感じる。そうでなければ、レールの規格と軍事侵攻を結び付けれられるわけがない。

　>女性トリッパーほど【自分の命の危機がある】とかじゃないと知識の大盤振る舞いはしない。
　>あとなんだかんだで異世界側のルールに合わせる暮らしを構築するのも女トリッパー。男トリッパーは日本の倫理や日本ルールを異世界に押し付ける場合が多い。そのせいか「郷に入っては郷に従えやー・・・」(-_-;)とか思う時がある。
　>発明も家電から発明するのが女トリッパー（自分が欲しいから）、男は金を稼げそうなものから発明する（金策）。
　
　ご指摘の点は、なんとなく感じますね。広告を見ている限りですが、男性向けライトノベルは、異世界転生・移転者の主人公が王や皇帝になる。女性向けのキャラ文芸では、宿屋や食堂などの「店」を開く。言い換えると、男性向けは『Ａ列車で行こう』『シムシティ』といった都市経営シミュレーションゲーム、女性向けは小売店・サービス業経営ゲームという感じですね。