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タイトル:アイデアに詰まってタロットを使う人なんているのかの返信 投稿者: サタン

プロットカードというものをご存じないでしょうか。
これはプロットのストーリー作りでヒントになる方法ですが、24のワードとその正位置逆位置でランダムに配置して、合計48の要素から物語を作っていくという方法です。
これ、ぶっちゃけほぼタロットカードの占い方法と同じなんですよね。
タロットの大アルカナだけを使った占いで大三角って方法とケルト十字って方法があるんですが、この間くらいの感じでプロット作りに落とし込んだのがプロットカードって方法です。
タロット占いには色々占い方法があるので、それを物語作りに応用することは十分できるでしょう。

ただ、この方法は「エピソード」単位のアイディア発想法だと思う。
ランダムな要素を元に一本まるまる作るってことで、要素を先に全体に配置することでイメージしやすく連想しやすくし、発想を刺激する、という手段。
つまり、特定の問題を解決する「ここで詰まってる、ここを突破するアイディアが」という場合には適さない。
「ここで詰まってる」ってのは、そもそもそこに置いてある要素や前後にある要素はすでにあるからね。
ようするに「話の筋」を作る方法で、ぶっちゃけスレ主さんの相談内容からしてそれはある程度自力で出来る人だと思うし、プロットカードのような補助輪は必要ないのではって思う。

詰まってる作品1:言われるまでもないんじゃないかなって感じるけど、オチを考えておくと良い。
着地点が決まってれば書く内容はほぼほぼ決まるので、そうすりゃ調べるべき資料が定まって資料を集めやすくなる。

詰まってる作品2:その手の作品は確かに多いけど、そもそも「なぜ一人に頼るのか」を疑問として提起してない場合が多い。
例えば異世界モノの「勇者」なんてのがまさにそれ。
こういうのは、「ヒーロー」として通用する先入観なので、言ってしまえばアメコミのヒーローも日本の特撮モノも、別にヒーロー一人に頼る必要性は皆無。特に日本の戦隊モノや仮面ライダーは、そのスーツを軍用開発して大量生産しなさいよって話。でもそんな野暮なツッコミする人そうそういないじゃん?
つまり、「そういう存在」として書けばいい。変に理屈を考えなくていい。書くんであれば「なぜヒーロー一人に頼るのかを掘り下げる話」として1エピソードのテーマに置いたほうがいい要素だと思う。

詰まってる作品3:まずは物語になる「問題」がどこから降ってくるかを考えてみりゃいいんじゃないでしょうか。
内側なら「主人公の力の不安定さからくる暴走」「主人公の適当な性格からくるドジ」とか。
外側なら「侵入者が主人公の部屋まで来る」「おだて上手が主人公をヨイショしまくる」とか。
「侵入者が~」みたいなのは、一度考えたら「侵入者」の定義をいろいろ考えてみればいい。
これは結局のとこ「主人公の部屋に誰かが来る」ということ自体が主人公にとって聖域を脅かす問題なので、「命を狙う刺客」でも「可愛らしい幼女が懐いてくる」でも「主人公の力を知った何者かが助けを請いにくる」でもなんでも成立するので、一つのパターンに落とし込むことができます。
「何者かが部屋に来る」「部屋から出てってほしいから話をきく」「話を聞いたら手伝うことに」みたいな。
パターンを作れりゃ、あとはもう「侵入者」を変えるだけでいくらでも話を量産できる。

元の話に戻ると、
タロットカードはプロットカードと同じように物語を作る補助として大いに役立てることはできると思う。
けど、あくまでプロットカードはエピソード単位での発想法で、しかもランダムなので、書きたいものが明確な場合には適さないと思う。

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