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タイトル:冒頭の場面(ワンシーン)の長さの返信 投稿者: サタン

うーん……
……読まなきゃわかんないかも。
というのも、別に「全体の割合」とか「ワンシーン何ページくらいが妥当」って話じゃないと思うためです。

あまくささんと似たような話になりますが、要するに読者の「興味」が問題になる話で、その興味が途切れる・飽きてしまう要因の一つに、スレ主さんが気になさってる「長過ぎる」という事があるわけですね。
で。
どうして読者は飽きるのかっていうと、「話に変化がない」というのが一つの原因になりえます。
じゃあ、その変化はどうやってつけるのかって言うと、単純に話を進めりゃいいわけで、つまり、

>このシーンの流れとしては「勇者が牢獄にとらわれたお姫様を見つける」→「勇者はお姫様を連れて牢獄の外へ向かう」→「外にはお姫様を捕まえた強いモンスターがいた」→「勇者は強いモンスターと戦い、なんとか勝利を収める」というストーリーになっています

こうやって簡潔に要約をまとめられる人は、ちゃんと書けてるしちゃんと話を進められてる人だと思うので、読んでる読者に「飽き」はあんまないと思う。
読者が少しでも興味を持てば最後まで読んでくれる。
あるとすりゃ、
>「勇者が牢獄にとらわれたお姫様を見つける」→「勇者はお姫様を連れて牢獄の外へ向かう」
こういう「要素A」→「要素B」の間に大きな変化が見られないと読者(比較的若い読者)は飽きやすいので、読者層と相談してこうした要約を考えてみると良いと思う。

ほんで、そのこの要約には4つの要素が入っています。
合計で25000字だというから、単純計算で平均一話約6000文字。
読者は6000文字読めば次の要素に入って、つまり物語が進んで飽きずに内容を楽しめるわけだから、
すなわち6000文字の間で読者を退屈にさせなければ良いってことになると思う。

で、冒頭の「読んでみなきゃわからない」って事なんだけど、
6000文字って言ったらだいたい42字×34行で4・5ページ程度。文庫本を読んでて「4・5ページ続くワンシーンが「長い」と感じるか?」と問えばそんなことは全然ないでしょう。
しっかり書けばもっと長くなってもおかしくない。
まあ、書かれてる内容にもよりますけれど。

でも、Web連載で「一話6000文字は多いかな?」と問われたなら、ちょっと長めかもしれない、と思う。
特に序盤は状況と設定だけわかればあとは流れで描写してポンポン進んだほうが入りやすいので、内容をあまり濃くする必要がない(Web連載ならの話)。

そこで考え方をかえて見ると
>「勇者が牢獄にとらわれたお姫様を見つける」
という要素は、別にこれだけを書いたわけじゃないと思うんですよね。
「勇者が牢獄へ入ることになった」「牢獄には不釣り合いなお姫様がいた」と、複数に分けて考えることもできる。
すると、Web連載でもこれは1話3000文字の8シーンになるわけで、同じ構成同じプロットでも「ポンポン進める」ような感じに書けるかなと思う。
「勇者」が「姫」と出会ってから物語の目標は一時的に「姫を牢獄から外へ連れ出すこと」になるわけですが、その目標を果たすための合計文字数が25000文字程度と考えると、妥当というか、少し少ないくらいじゃないかとも思います。

結局読んでみないとわからんけど、
こういう要約を簡潔に書ける人なら面白く書いてると思うし、25000字程度なんでもないんじゃないかな。
内容を要約したときの一つ一つの「要素」だけど、この要素の中で読者を楽しませているか(スレ主の場合単純計算で6000文字の中で)、そして要素から次の要素へ進むときに、そこに大きな変化など読者の興味を引きつけるものはあるかどうか。
この二点が完璧なら理想的で、でなくとも作者がそこを意識出来てりゃ、普通に面白く読めると思う。
場所が変わらなかったり話題が変わらなかったりすると、ここで変化をつけにくいので読者は飽きやすいですが、そうわかってりゃ別の変化をつければ良いだけの話なので、
>同じ場面を続けると読者はうんざりしてしまうのでしょうか?
こうしたお悩みも何とかなる問題だと思います。
例えば文庫本一冊分、ワンルームの部屋の中から一歩も外に出ないって作品もありますしね。
これは映画だけど『十二人の怒れる男』が有名で、そっから密室劇ってジャンルが流行った。
場所を変えず同じ場面で如何に面白く興味を惹きつけるかってのは、けっこう研究されてる事だったりします。

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