あぁ。ちょっとわかる。
一個に集中しすぎちゃうというか周囲に気を回せないんかな。
私はそのケがあるので、場面を一箇所に固定するとものすごい楽。
単に書き慣れてないだけであるなら、短い回想などを入れて慣らしていくといいんじゃないかな。
私みたいに性格的に、って場合は、開き直って密室劇を書いてみるってのも個性だと思う。
密室劇はそのまま密室での物語で、場面はほぼ一箇所に固定されてて会話のみで物語が進む話。
ぶっちゃけかなりレベルの高いことが要求されるジャンルだけど、創作においてレベルの高さってセンスだけでスルッと抜けられちゃう人いるから、やるだけやってみるのもいいと思う。
密室劇の長編ってのは普通にある。
あとは、考え方の問題だけど、場面を「時系列」つまり流動的なものと考えないほうがいい。
そうすっと「流れ」が気になっちゃうから。
最初はぶつ切りくらいでいいんじゃないかな。案外それで読者にはぶつ切り感が無かったりもするし。
これの考え方で何が変わるのかっていうと、
「Aの話」「Bの話」という2つの短編があったとして、この2つの物語、すなわち場面の「流れ」が気になっちゃうんだよね。
でも、そんなん気にする必要なくて、「Aの話」の次にそのまま「Bの話」を置けば、読者は勝手に読み取るので、流動性は点で置いてきゃ良くて、それを線と認識するのは読者なんだよ。
って、わからんかな、こんな説明じゃ。
うーんと。
例えば「AとBが喧嘩して、仲直りする話」というの考えたとする。
これは一つの場面でしか想定してなくて、ワンシーンで話が終わっちゃう。
でも、物事には必ず「はじまり」「なか」「おわり」の3つの要素があって、これは分割できるんだよね。
つまり、「喧嘩する切っ掛け」「喧嘩の内容」「喧嘩した結果どうなったか」という要素の場面が作れる。
ワンシーンでしか書けないってのは、これを一つのシーンに詰め込んでるだけで、そのシーンの中には最低でも3つの要素が入ってる。
そして、その3つの要素における「場面・背景」は3つとも同じ。当たり前ですよね、同じワンシーンで想定してるんだから。
でも、さっき「ぶつ切りでいい」って言ったけども、この3要素をぶつ切りにしてそれぞれ背景を別物にしてしまえば、3つの要素はそれぞれ別々のシーン別々の場面になりませんか?
例えば「学校の部室で喧嘩の切っ掛け」「教室で口論」「放課後の屋上で仲直り」とか。
ほんで、「朝練が終わって教室へ行って~」とか「流れ」はあんま考えなくてもいい。「部活で切っ掛け」次の「教室で口喧嘩」となれば、読者は勝手に「翌日かな?」とか認識してくれるんで、読者に頼りすぎるのも良くないけど、気にしすぎて書けないよりはいいから。
なので、ぶつ切りくらいのイメージで良いと思う。
「部活で喧嘩の切っ掛けがある話」という物語をワンシーンで仕上げる。
「教室で口喧嘩する話」という物語をワンシーンで、
という感じ。それを3つ並べりゃいいだけなので……
たぶん、発想として「AとBが喧嘩して仲直りする話」を書いた、次は別の場所で何をするか……みたいに考えてるんじゃないかなと思う。コレが起こってるときコッチであれが……みたいな。
それも発想として間違ってはいないと思うけど、まず全体としてどういう話なのかという事で、
その「全体」が「喧嘩して仲直りする話」であれば、そもそもそれ以上は無いので、別の場面が思い浮かばないのは当然だと思う。
例えば「新任教師が思春期男女に囲まれて悪戦苦闘する話」という全体像があって、その一部に「AとBが~」ってあるわけで、
そしてコレは「新任教師が悪戦苦闘する話」を、上で書いたように分解して得られた話の一つなので、「喧嘩して仲直りする話は書いた、次の場面は~」って発想じゃないのよ。って感じ。
なんかいつもに増して回答がまとまってないけどもw