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タイトル:まず、第1話として完成させてみては? 投稿者: あまくさ

全体を三幕構成で作り、さらに一幕ごとを三幕構成にしているのですね? それで一幕目のプロットは出来上がってきているとのことですので、それならばやとうさんがやりやすい方法で進めてみればいいと思います。

ですから以下は、一応の参考意見程度に受け取っておいてください。

   *   *   *

三幕構成ではなく起承転結の場合は、全体を起承転結でまとめ、それぞれのパートにおいても起承転結を意識して作るという話をわりと聞きます。
ただし、注意してほしいのは起承転結というのはかなりザックリした概念だということです。あれって要するに、ストーリーには発端と結末があって、途中に衝突要素をはさんで後半を盛り上げるということを言っているだけなんですね。
だから不要だと言いたいわけではなく、きわめて有用だとは思います。ただアバウトなだけに、長いストーリーにも短いストーリーにも、ちょっとしたエピソードなどにも、簡単に当てはまってしまうんですよ。

三幕構成は、元々、約2時間の映画シナリオに特化したプロット理論です。(アリストテレスの三幕構成というのもありますが、ほとんど関係ありません)
劇場用映画だから、最初から終わりまで一気に観ますよね? 尺もだいたい決まっているという前提で、最も効果的に盛り上げるパターンを追求した理論です。
そういうものなので、起承転結のように融通無碍にどこにでも当てはめようとすると、少し無理が出てくるんじゃないかと思います。

三幕構成は内容をよく理解して上手く使えば小説でもきわめて有用だと考えていますが、用法要領には注意した方がいいかと。

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>・このまま出来上がりが見える一幕だけとりあえず完成の方向
>・一~三幕まで②の段階までを完成さることを優先
>など、どのような方法をとるのが良いでしょうか。

三幕構成を小説に応用するなら、個人的には中編~短めの長編(文庫本1冊分くらいまで)の一応完結するストーリーくらいが最適じゃないかと考えています。それと、内容は全体を一つのまとまったストーリーにして、何話かに分けない方がいいかなと。

なので、構想されている第一幕がそういうストーリーになっていて、第二幕以降は続編みたいな形にできるなら、まず第一幕だけで本編の執筆まで完結させてみるのがいいんじゃないかと思います。

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