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タイトル:小説をイライラせずに読み、読ませる方法の返信 投稿者: サタン

読者を飽きさせないコツの一つは、なんにしても早めの展開を心がけることかなと思う。
早すぎてついていけないのは問題だけど、まあ、Web小説で言えば1話で一個の展開が進行するくらい、なので文字数で言えば3000~5000多くて7000くらいかなぁ。

ほんで、例えば「勇者は魔術を使えないが専用魔法は使える」ということを書きたい場合。
そのまま「魔術を使えない勇者が専用魔法を使う」というシーンを書いてもいいんだけど、まんま書くと「魔術と魔法って違うん?」とか「魔術は使えないけど魔法は使えるってどういう理屈?」とか、複雑とは言わないけどちょっと伝わりにくい。
こういう、「作者の中では把握できてるけど……」という事をまんま書くと何も知らない読者にとっては把握しにくく、そうした事が頻発すると読者は展開についていけなくなる。
だから、こういう場合は「勇者は魔術を使えない」というテーマで短く展開させて、すぐに「勇者専用魔法がある」という次の展開を用意する。
ようは書きたいことを噛み砕いて、本来一つの展開だったものを複数の展開にわけて、短いスパンで次から次へと展開しているように見せる。
まあ、全体を短くシンプルに構成した場合「魔術を使えないはずの勇者が何故か魔力を発動させた」という展開から「その力の正体は勇者専用魔法である」と続ける展開のほうが実用的だけども。

Web小説で人気なものはだいたい序盤はこのように短いスパンで展開させて読者を飽きさせずに1話で次の展開へ進む。
でも、人気作品でも回を重ねると次第にそういうの考えない話もあったりする。例えば戦闘シーン、ないし長い戦争編で盛り上がってるからと何も解決させないで一話を切って上下編にしたり。

ちなみにこれはあくまでWeb小説での話で、紙媒介の文庫本だと、それも一般文芸だったりすると、登場人物の背景や描写が結構続くので展開自体はエンタメ重視と比べて遅く、「文芸」に興味を持ってない場合はすぐに読むのに飽きるでしょう。

つか、私も集中して読めるのはせいぜい3・4時間くらいだよ。
面白ければ続けて読むけど、集中できてないから内容が頭に入ってこないような、ところどころ読み飛ばしていたりとか、そんな感じになる。それでも大枠の流れは理解できるんで読み続けてるだけであって。
興味ある作品でも、いい感じのところで区切って続きは翌日にするし、集中できる時間内で読めばいいんじゃないかな。
……まあ書くとなると6時間や12時間はあっという間なんだけども、不思議なもんだ。

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