ドラコンです。横やり失礼します。
ふじたにさんのこのご意見に賛成です。
>同じシーンを別視点で描くのは避けたほうがいいと思いました。
これをやられると、「話が進まなくなる」可能性があります。
別視点で同じシーンを繰り返し書いた例を紹介します。
『フシノカミ 辺境から始める文明再生記』の2巻(雨川水海、オーバーラップノベルス)
主人公の一人称の本文に、他のキャラの一人称が時折混ざる文体です。視点者変更時には、視点者のキャラ名が入った見出しが付いています。その上、主人公以外が視点者になっている場面は字体が変わっているので、視点者不明確による混乱は生じませんでした。
むしろ、問題は視点者が変わることで、同じ場面を繰り返され、話が進まなくなることです。
1巻と3巻ではそうでもなかったのですが、2巻では冒頭で主人公がヒロインと共に都会の学校に入学、学生寮で副主人公と出会う場面があります。この入寮の場面が、主人公、副主人公、ヒロインの3人の視点で書かれています。言い換えると、同じ場面を3回書かれています。副主人公とヒロイン視点で、併せて30ページも使い、話の進行が止まっていました。これにはイライラしましたね。
同じ別キャラの視点を書くにせよ、巻末か、章末にまとめてくれれば、そんなにイライラすることはなかったと思います。