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タイトル:どんな資料が必要なのかの返信の返信 投稿者: あまくさ

なるほど、捕鯨ですか。それはめちゃくちゃ奥が深いらしいですね。

日本の捕鯨の歴史はかなり古く、食用にとどまらず鯨油・鯨ひげなどの関連産業も重要だったとか。意外なところでは文楽の人形なんかにも使われていたらしいですよ。

えっとですね。
外国にも捕鯨文化があり、ペリー提督の黒船艦隊が日本に開国をせまったのは日本を捕鯨基地にするのが目的だったと言われていたりします。背景としての鯨の用途は主に鯨油。当時の欧米では潤滑油・灯油・ロウソクの原料などに使われる重要資源だったらしいです。食文化としては日本より薄いので、あいつら日本の捕鯨に理解が及ばない側面も。しかしこっちにとっては歴史や文化の様々な部分に浸透してるんだぜっていう。
そういう問題もあります。

また、鯨に感謝したり供養したりする神事や神社が日本中に残っているとか。食肉以外の産業の裾野が広かったので鯨一頭でかなり潤ったとも聞きますが、中には鯨から得られる利益よりも供養などの費用の方が上回っていたような事例もみられたそうです。
経済合理性を追求した乱獲ではなく、むしろ自然への畏敬や感謝を表す重要な日本文化なのだと主張する人もいます。

そんなこんなで。
私的にはこのテーマ、何となく知っている程度で深く追求したことはありませんが、調べだしたらかなり面白そうです。面白すぎて小説を書くことなんてそっちのけになりそうなので、むしろそういう事態を避ける方に注意が必要かも。

で、資料調べですが。

ミランさんが現時点でどのくらいの知識をお持ちなのかと、鯨文化というモチーフをどのくらいの濃度で作品に盛り込みたいのか。その2点によるのかなと思います。
というのは、

>主人公の住んでいる町は、かつては捕鯨の中心地。今でこそ捕鯨自体は廃れてしまいましたが、その歴史や培われた文化を武器に観光業で町おこしをしています。
>鯨油を保存する為の樽を作る技術を応用して作られた籠が名産品で、

この文章がけっこう具体的で、すでにかなり調べられたのか、または鯨文化に関わる創作物か何かに触れる機会があって興味を持たれたのかなと思ったのです。
ただ、こういうのって、ガチでやろうとすると大変です。上記のように関連する項目が多岐にわたるので、最初からラノベと割り切ってさらっと扱うならいいのですが、なまじ一部だけリアルに書いてしまうと引っ込みがつかなくなりかねないからです。
ですから、どこまで本腰で盛り込みたいのかは、事前によく考えておいた方がいいです。

調べ方のコツとしては、参考文献リストの活用。
ある程度専門性の高い本は、巻末などに参考文献の一覧が載っていることが多いんですね。それを見て役に立ちそうな文献を入手すると、それにまた文献リストがついています。そうやって芋づる式にたどっているうちに、だんだん何を読めばいいか、どういうポイントを重点的に調べればいいかがわかってくるんです。

それと今だったら、ネットサーフィンでも同様のことができる可能性があります。とにかく検索しまくるというのも手です。

面白そうだなと思ったサイトを一つ紹介しておきます(たった今、ちゃちゃっとググってみただけです。簡単ですよ)

平戸市生月町博物館『島の館』

ttps://www.hira-shin.jp/shimanoyakata/index.php/category/ikitsuki?page=36

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