mikaさん初めまして。ヤーマダと申します。若輩者ではありますが失礼します。
以前購入した本に、プロの方のストーリーの創作方法を書いた物がありました。
その本の作者様は男性なのですが、出版社から「短編で女性を主人公にしたダークヒーロー物を書いてくれ」と依頼されたそうです。当然、男性である作者様はひどく困惑したそうです。
自分は「男なのだから女性主人公物などどうかけばいいんだ!」というように。
ですがその方は取材に取材を重ね、時にはセミナーなんかにも参加して作品を作る材料を揃えて行ったそうです。結局出来上がった作品は当初、書けるか本人でも疑問だったにも関わらず、むしろ短編という規格を越えて長編になってしまったそうです。
たしかに依頼された条件にはそぐわない物ではありますが、しかしこれがその作者様の代表作の一つとなりました。
冲方丁さんの「マルドゥック・スクランブル」という作品です。
つまるところ書けないと思ったり、経験がなかったりするものは、それに類した物を多く調べる、取材する、というのが肝なのだと思います。