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タイトル:視点主の移動に合わせて情景描写してしまう。結果情景描写が多くなってしまうが、それはいけないことでしょうか?の返信 投稿者: サタン

一文一文はそれほどでもないけど、塵も積もればという感じで振り返ってみると多すぎだろうかって疑問が湧く、という感じだろうか。
まず、文章量自体は別に適切だと思う。
というのも、描写や説明が長いと感じる場合の多くは「文章自体が長い」のではなく「無駄な描写や説明が多い」ので、スレ主さんの文章は例文だけで判断すると長くは感じず適切だと感じる。丁度いい。

けど、それは「一文」だけの話じゃなくて、そうした文章が集まったシーン単位でも同じことが言えます。
今回の例文を読んでその文脈を察してみると「Aが新しい土地に来た」→「住宅地まで移動した」ということだから、喧騒のある繁華街から静かな住宅地へと環境が変化していて、とても素直に読めますし、非常に読みやすいです。
つまりこの例文は「移動」に主旨が置かれていて、「繁華街」から「住宅地」という2つの描写は必要な描写になっている。
だからこの2つの文章は「長い・多いとは思わない」描写なわけですね。

では、そこに例えば「ふと薄汚れた看板が気になった。そこは飲み屋のようだが、繁華街の端っこに追いやられたかのようなみすぼらしい店構えの飲み屋だった。」とか、余計なことを書いてしまうと、これは繁華街の描写の一つと言えばそうなんだけど、このシーンの主旨である「移動」には関係ない描写なので、こういうのがあるなら「多い」と思う。
要するに、その場面で注目してるモノやコトに対し必要な描写なんであれば、この程度多いなんてことは全然ないです。
文章単位でなくシーン単位で考えて、必要か必要でないかを考えてみると良いと思う。
例文の場合は「移動」が主旨になるから、背景に関してはスタート地点とゴール地点の2箇所の描写はあって当然。
でもこれは単なる例なだけで、そのように逐一描写を入れてしまうことに疑問を感じてるって事だと思うので、シーン単位で見て無駄だったり余計だったりする描写には気をつけましょう、という感じです。
単純な「文章の量」の問題ではないと思います。

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