そうです、主人公のコンセプトは主体的な行動をヒロインに任せる、ジーニーとかドラえもんのポジションです。
ただ、願いをかなえなければいけないジーニーや、未来を変えなければいけないドラえもんと違って、彼には「ヒロインに力を貸す理由が無い」、ちょっとしたきっかけから気まぐれの好意で力を貸します。
ヒロインは実力に開きがある主人公が自分についてくる事に対して頼もしく思いつつ、いつまで彼が自分の傍にいるのか不安になったりします。
「彼は仲間!物じゃない!」「私は彼を信じてる」と主人公の事を仲間扱いしようとすると同時に、「あなたの本当の気持ちはどうなの?」「あなたの意見を聞かせて?」と有りもしない「主人公の本当の気持ち」を尊重しようとしたり、主人公頼りにせずに自分も役に立とうとしたりして空回りします。
この主人公とヒロインの危うい関係もテーマの一つにしようと思っています。