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タイトル:異能力の強さ問題の返信 投稿者: パクトボー

弱いというより、取っ散らかってる?
暗視と邪眼は、敵として出てきたら攻略の難しい能力でしょうから、うまくやればベストバウトになりうるカードの可能性を秘めています。一方で主人公としては、活躍させるのが難しいかもしれません。敵を見たらそこで終わりですから、敵のバリエーションが「見えにくい」「視界に入らない」に終始してしまい、例えば硬い敵を倒すカタルシス等は難しいでしょう。
…と言うと、如月さんは「いや敵の全身を視界に入れないと効果が…」「時間制限が…」とおっしゃるでしょうか。いえ、それは構わないのですが。
実際、「目で見たら終わり」クラスの能力で強くて活躍した人気者には心当たりがあります。コードギアスの主人公の彼です。制約を乗り越えて不可避の能力を行使するから、「眼を見たら終わり」な能力でも見ていて面白かったです。
ここで重要なのが「制約」で、これはもちろん能力側でも縛っていたのですが、そればかりではありませんでした。敵だってさまざまに対策を講じてきました。それを知略で攻略していく様が「面白かった」わけで、「強かった」わけではない。
敵が同等に強くなかったら、面白くはならなかったでしょう。
その点で、件の邪眼能力は、視界を介さないからギアスより強いけど応用は利かなそうなので、バトルのシチュエーションには工夫をしたいですね、と言った感想になります。

で。
ひょっとして如月さんご本人も「この能力だけだと戦闘シーンの展開に困るな…」と考えて、時間停止能力を付け加えたのかもしれません。
でも邪眼とちょっと結びつかなくて、キャラクターが見えてこないんです。
視界の中のものだけを時間停止で疑似石化、とかならわかるんですが、それだと本人の思考速度等は「普通の主人公程度」でも面白い対戦は実現できる気がします。これなら、必死に遅延行為を繰り返しながら弱点を探り鉛玉をぶち込む努力家主人公という印象が産まれます。
もし石化や麻痺が文字通りの状態異常であるなら、そこに本格的ではない疑似止まりの時間停止を付け加えるのは、弱いというよりは「取っ散らかってる」気がします。建て増し工事を繰り返す前に、どんなコンセプトで戦わせたい主人公なのか、明確になっていますか?
主人公なんて、弱くてナンボです。どうせ主人公補正でゲタ履きます。強くて当たり前の能力でキメラを産むより、「どんな能力で無双させたい?あるいは苦戦させたい?」というのをスッキリさせたほうがいいかな、と感じました。

けど、まあ、このままでも、キャラビルドに失敗したMMOのキャラとか現実にもいますし、そういう感じには持っていけるかな。
ここからさらに強化となると、能力より外付けの武装で補いたいですね、自分は。
暗視があるんで、なにか光源を封じやすいもの…
自分なら…ペイント弾などどうでしょう?コンビニとかにあるような。
魔法のある世界観なら、それに合わせて、魔法遮断効果とか付け加えたり、スライムみたいに自動で光源を攻撃したり。
球数制限があれば、戦闘にも緊迫感が産まれるかな、なんて考えたりしました。
まあ、格上食いが大好きなタイプの読者の戯言なので、読者層に合致してないな、と感じられましたら、捨て置いていただければ。

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