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タイトル:処女作後編「アンズとデイゴの花を君へ」のプロットについての返信 投稿者: t

おはようございます。
コメントに「中盤や、序盤のとかの感想もできれば欲しいです。」→分かりました。

レイヤ、アイル、セレナの名前が似た響きで、混乱してしまいそうになりますが。
全体を通してなかなか面白いお話です。
今はスープの原液なのでこのまま小説にするのは……薄めないときつそうでした。

例えばヤギュウ・シンイチはいいキャラなのですが。
④その組織こそ、「フォエイタンス」だった。→黒幕オロトの正体は青の国第十九代現国王「バラーラインテ・フォ・オロトⅠ世」だった。
くらいまでが大雑把になっています。

六族連合が白エルフを排斥する。理由は、
ヤギュウ・シンイチの「彼も実はアイルとは別の白エルフが人を食い殺すところを見てしまっていた。」とあります。
また、”アイルは数か月前に破壊神「ゼ・ノ=アイル・イン」と化して自らに対する人種差別が蔓延る世界を滅ぼそうとした”とあり。
レイヤと差別主義との因縁を巡る最終決戦が今始まる。
以上のことから
六族連合は白エルフ差別主義でアイルが破壊神になる原因の一つになったのだろう、多分……。つまり六族連合については話がよく練られています。

その対抗組織となるフォエイタンスがどうかとなると、例えば、フォエイタンスでは人間を差別していてヤギュウ・シンイチに「レイヤは人間のくせに、白エルフではなく人間を差別するのか」と罵られてしまうくらいの闇を抱えたフォエイタンスさん。
六族連合と同等かそれ以上の魅力、とくに闇はなくてもいいのですが、読者にそれと分かる、六族連合のライバルだと気付いてもらえるようなフォエイタンスさんの記述です。

次にアイルとの盛り上げが足りない箇所です。
「どうせ死ぬなら、どんなに短くても精一杯余生を楽しみたい」というアイル本人の強い希望から治療が行われることになった。アイルが闘病生活を送るなか、ついに「フォエイタンス」傘下組織が、六族連合の本丸に当たるアジトの所在を突き止めた。
レイヤと差別主義との因縁を巡る最終決戦が今始まる。

簡単に最終決戦にいきすぎでした。
超甘々な夫婦生活を見せるとか、アイルがさらわれるとか、とにかく一回は話を盛り上げないと最終決戦自体が軽く見られてしまいます。

序盤は、
②眠りから目覚めたアイルは幼い頃以外のすべての記憶を失っていた。
 しかも、脚が石化して歩くこともままならない。
 美しかった長い白髪も所々石になっており、見る影もない。
から、
このあたり、
→ASDをかかえながらも、年若いアイルを心身ともに老老介護ならぬ障障介護する毎日。
ここまでいくと読んでいて飽きてきますし、内容もきつくて顔を背けたくなるので、もう少し話をマイルドにする工夫、何かですね。

中盤、序盤の感想でした。
六族連合、差別主義、アイルとそれを支えるレイヤの構図はよく出来ていました。戦闘も凝っていていいじゃないですか、なかなか面白いお話でしたよ。
少しでもお役に立てれば幸いです。

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