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タイトル:本を読むのって必ずしなくちゃいけないのですか?の返信 投稿者: パクトボー

自分が嫌いなものを供給する側になりたいってのも、なかなか酔狂な話ですね。
まあ、別に卵アレルギーが養鶏やってもいいし、耳が聞こえない人がピアニストやっても一向にかまわないのですが。
なんて話も、もしかして「他人の考えなので見るのも嫌」ですか?
ちょっと意地の悪い話ではありますが、気になったので。

多分、そういう読書家から小説家になった人の言う「本を読め」って、「健康になるには野球をやろう」と言う野球選手みたいなものなんですよね。バスケットボール選手なら「健康になりたけりゃバスケやれ」って言うでしょう。
本を読むって方法で小説家になった人達なんで、「本を読みたくないけど小説家になりたい」って人に対する助言はできません。自分たちがそれ以外に成功の方法を知らず、気持ちを理解できない以上、自分たちの通った道に近しい道を通ってる前提の助言にはなってしまいます。
つまり、アライ様が探すべきなのは「本を読まずに小説家になれた人の助言」です。
本を読んだから小説家になれた人のアドバイスなんて気にしてたらいけないです、アライ様にはまったく縁のない助言です。

それで、なんで本を千冊読める人の助言のほうが多いかっていうと。
それは単純で、「自分の生産物を自分で評価できるから」なんですね。
製品検査を自力でこなせる人と、本を読むのが生き地獄レベルな人で、どっちが小説家になるスピードが速くて生き残りやすいかと言うと、断然前者でしょう。

本を読めないけど小説書くよってのは、期末テストで、回答を書いたそばから見直しもできずに用紙ごと取り上げられてしまうってのと一緒です。消しゴム無しでのテストより厳しいです。
それがどれほど絶望的な難度なことか。しかも小説には決まった回答なんてないし、丸つけすら見知らぬ他人の善意です。そこに義務も定石も存在できません。
本を読めない人の小説家志望って、そういう難易度です。
それを、この先40年も50年も続けていけますか?というお話です。間違いなく、生き地獄どころの話ではないでしょう。
なので、自分の回答としては、アライ様が千年にひとりレベルの既に完成された天才文豪である可能性に考慮して「何が何でも絶対千冊読め」とは口が裂けても申せません。「そっち行くと多分生き地獄が延長されるけど心の準備は大丈夫?」とだけ、心配を申し上げさせていただきます。

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