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タイトル:頭脳戦を書きたいの返信の返信の返信 投稿者: サタン

詐欺師の話で好きなのは映画スティングだね。
詐欺の目的は金銭なので、これを創作ゲームのルールに応用したけりゃ単純に考えりゃ金・ポイント・支持者の数を稼いだ人の勝ちって形にすりゃいい。
スティングは、まあネタバレ気にしないで書くけど、相棒と不仲になった主人公が敵に近寄っていって、その相棒も主人公を裏切る算段をつけはじめ、最終的にはその目論見がお互いの知るところになって銃で撃ち合い、ふたりとも死亡する。それを目前で見ていた敵、ターゲットはヤバいことになったと僅かな金を持って慌てて逃げる。ターゲットが逃げたところで相棒が起き上がって、血だらけの主人公に「いつまで寝てんだ、大成功だぞ」と言ってエンディング。確かこんな感じだった。
これは映画の例だけど、この詐欺の手法は割とあるもので、金を回収したところで「ヤバいことになった、あんた早く逃げな!」と、ターゲットをその場から追い出すってだけの単純なもの。
その「やばいことになった!」がどれだけ信憑性あるように見えるかがキモ。
私はスティングを最初に見たときは、だんだん物語が嫌な雰囲気になってきてバッドエンド路線じゃんどう終わらせるんだこれって思ってて、撃ち合って二人とも死亡、からの全部演技で二人は険悪になってないし見事に金を掠め取ったで終わって、読者というか視聴者として「騙された」と思った。
まあ、こういうネタって言っちゃったらつまんないけどね。

ようは敵(と読者)を騙すってことなんだから、どういう嘘をつくか、というのが基本じゃないかな。
スティングの例をそのまま何らかのエピソードにするとしたら、まあ、例えばルパンと次元みたいな相棒関係の二人の仲違いや裏切りは演出がほぼほぼ不可能なので、そのエピソード限定のゲストキャラを用意するとか、逆に敵側が「スティングの応用」を仕掛けてきてそれを看破する主人公を書くとか、そういうんじゃないかな。

それと、細かいことだけど
>詐欺の手口とゲームでの演出が
「詐欺の手口」じゃなくて「詐欺の手口のエピソード」ね。
「こういう手口がありますよ」っていう知識を溜め込んでも、その知識の使いどころがわからんと思うので、だから資料を作品に活かせない。
「詐欺の手口を体験した」あるいは「詐欺の手口で儲けた元詐欺師」の、「エピソード」ね。
つまり、このエピソードの時点である程度の物語が出来てる「こうして金を取られました・取りました」という物語が出来てるので、ゲーム演出にしろ物語の骨組みにしろ、エピソードがあると応用しやすい。
知識は知識として、それとは別に、その知識を使った例題になるエピソードの存在が、応用するにあたっては一番大事。

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