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タイトル:中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信 投稿者: サタン

まあやっぱ古典の指輪物語だねぇ。エルフやドワーフやオークやもろもろ、今の日本人が考える「西洋ファンタジー」の文化を最初に作った作品。
ただまあ、自分は映画とオペラでしか知らんので、原作や翻訳を読んだわけではなかったりする。
不安になって調べてみたら、オペラのほうは指輪物語じゃなくてニーベルングの指環だったのかも……。

>ちょうどナーロッパなる言葉があることを知り、そうなることは避けたいと考えています。
なんで避けたいと思ったのかがわからんと、どんなのを書きたいのかわからんかな。
ナーロッパ批判は、言ってしまえば時代考証皆無な歴史ドラマみたいなモンのことで、時代・世界観に合わないモノや文化的にあり得ないモノ・言葉など、作品や作者にとって都合のいい世界観をしてるファンタジー作品のことを言う。
でも、なろう系によくあるレベルやスキルなど「ゲーム表現」で言うと、でも古い作品の「魔法陣グルグル」で既にレベルやスキルの表現はあった。
「魔法陣グルグル」は、「中世ヨーロッパ風の世界観」ではなくて「RPG的な世界観」だから、ここに「ナーロッパだ」という指摘は当たらないんだよね。
別の言い方をすると、「ナーロッパ」でも、ギルドなりレベル・スキルなりそこに深い設定考証がありゃ、またそれがちゃんと物語の中で機能していりゃ、「ナーロッパ」という蔑称はないと思うよ。
そういうゲーム的ファンタジー世界観が悪いんじゃなくて、都合と流行だけで考えて適当だからナーロッパって言われちゃうわけ。
だから魔法陣グルグルの場合は設定考証とかほぼないと思うけど、そもそも「そういう世界観を描いてる」からありなのよ。「ゲーム的世界観」に対して適当ではやってないからね。モノローグもメッセージウィンドウ風にしたりゲーム的お約束展開を用意したり「ちゃんとゲーム的世界観をやってる」から。

だから、まず書きたいのなら世界観ではなくて、どんな話を書きたいのかを明確にして、それに合う世界観を「ちゃんと」作ればいいだけ。
ほんでその資料だけど、ぶっちゃけ なろう でもどこぞのレーベルの新人賞でも、ぽっと出の人気作品でも、人気になるだけの魅力があるから人気なわけで、売れてる作品はたいがいちゃんと世界観作ってあると思いますから、どれでも資料になるんじゃないかなと。

最近アニメやってるなろう系の「無職転生」も、これ実は結構作り込まれてますよ。
原作のなろう連載時にはかなり端折ってたり裏設定になってて語られてなかったりするけども、もともと六面世界って6個の世界がある世界観の話の中の一部の、その本編が始まる前の出来事が「無職転生」なので、無職転生には関係ない裏設定がすげーいっぱいあったりする。

でもね。
はっきり言って、そういう設定設定で考えてると物語は一切書けないので、最初は「都合のいい世界観」で書いたほうがいいですよ。
ナーロッパ? そりゃ初心者なんだから適当な面があるのは当然でしょ。
「ちゃんと作れ」とは書いたけど、それは一作二作書いたあとで、何をどう作ればいいのか知ったあとで、ようやっと出来る話。
最初から無理しちゃダメよ。適当に作って。

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