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タイトル:小説の分析って意味がありますか?の返信 投稿者: サタン

うーん……んんー……
いや。
既存作品の分析自体は大事だと思うよ。
自分にない感性で書かれたものが、どうやって書かれているのかを紐解くのは純粋に楽しいし、自分にない感性を理解できるようになって、それが自分の実になっていってる(かどうかはわからんが)のも良いと思う。
ただ。
「自分の心に引っかかったものなら何でも」「そこから掘り下げていく」「自分ならこうする」
というのは分析は分析でも、作品の分析ではなく自己分析に近いんじゃないかと思った。
ようは「自分が好きなもの(気になったもの)」を対象に思考を巡らせてるので、基本的にその思考の中心にあるのは作品ではなく「自分の好み」ではないかなと。

とはいえ、もちろんそれも無意味ではないと思う。
自分は何に心が動くのか、それを表現するためにはどういう手段があるのか、また今の自分に実現可能な方法はどうだろうか、そう考えることはとても有意義だと思う。
だから、この点に関しては時間の無駄ではないと思う。
少なくとも自分の中で方向性や手段の模索をするには良いのではないでしょうか。

でも、作品の分析をするんであれば、主観を捨てて客観で考えるべきだと思う。
「好み」と「面白い」はイコールになりやすいけど、まったく別物なので、好みは捨てて物語としてソレを分析しないと物語としての評価や構造の理解はできないと思う。
だから、物語づくりの鍛錬という意味でこの分析行為をして「時間の無駄かな?」と思われたのであれば、まったくの無駄ではないけれど、あまり力にはなってないと思う。

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