>これ、全く時間の無駄遣いですかね?
質問の前提が抜けています。何を目的にやっていることなのか、書いてないんですね。
1)売れる小説を書いて、プロを目指したい。
2)プロまでは目指さないけれど、読者に楽しんでもらえる小説を書きたい。
3)読者よりも、自分が納得できる小説を書きたい。
4)1~3みたいな小難しいことわからんけど、闇雲に上達したい。
5)小説の上達とか考えてないけど、自分の嗜好を突き詰めたい。
6)単に分析するのが好き。
5・6であれば、何をやっても時間の無駄ということはありませんよね?
1~3のどれかであれば。
1・2ならば読者(または編集者)を意識することが不可欠。3ならば作者の主張を重視して物語を作る方向になります。この違いはけっこう大きいと思いますよ。示していただいた「分析法」は、1・2なら無効とまでは言いませんが不十分、3ならばわりと相性はよいかもしれません。
1・2であっても、読者が何に感動するかは作者自身の感動と照らし合わせないと実感できませんから、自身の興味や嗜好を突き詰めるのも不要とは言えません。ただ、それだけでは不十分だし、効率も悪そうです。
3ならば相性がよさそうと書きましたが、この場合でも実作に進むためにはプロット化の技術は必要になるので、そこまで踏み込んだ分析をした方がいいです。
>なぜこういった発想が生まれたのだろう?と作中の世界観と合わせて想像を膨らませていく。そもそもの作品がどうやって生まれたのか?私ならこうやってそれに行き着く、といった風にです。
ここです。これだと着想を得るところまでで止まっていますよね? もう一歩進んで、その着想を表現するために、参考にした作品ではキャラをどう動かし、エピソードをどう配置し、ストーリーをどう展開しているのか。伏線はどう効かせているのか、などまで目を向けてほしいところです。