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タイトル:「現実世界の石器時代の人間」が「現代風の異世界」に転移する話を描きたいんですがの返信 投稿者: ドラコン

 こんばんは、ドラコンです。ご投稿につき、私見を申し上げます。
 
 >「現代風の異世界」は見たことがないのでいまいちわかりません。特に異能・超常要素とかなくても、魔王とかわかりやすい人外の悪役がいなくても、架空の土地だけで話が展開すれば「ちゃんと『現代風の異世界』してるな」とか思ってもらえるんでしょうか?
 
 もし、そのような世界を作るのであれば、その架空国の歴史、文献史料、歴史家を徹底的に創作するのが一案です。

「国際信州学院大学」なる、【架空の大学】がネット上に構築された例があります。そして、この「国際信州学院大学」の先生に、50人分の予約を無断キャンセルされた、と主張する架空のうどん屋の【ネタツイート】がありました。多くの人が、「実在の大学の先生が実際に起こした事件」と勘違いしました。詳しくは下記リンク先のYouTubeの解説動画をご覧ください。

 https://www.youtube.com/watch?v=ZxYPvq1Elr4
 
 >あと「現代風の異世界」を描いている作品があったら教えてほしいです。

「現代風の異世界」ではなく、「中華風時代劇世界」ではありますが、山田さんの挙げられた、「特に異能・超常要素とかなくても、魔王とかわかりやすい人外の悪役がいなくても、架空の土地だけで話が展開」との条件に該当する作品を紹介します。

『後宮小説』(酒見賢一、新潮文庫)
 この作品は、ファンタジーモノですが、魔法、妖怪、怪物、仙人、魔王といったものは出てきません。歴史好きの作家が史料を調べて、現地取材をして書いた「大河小説」の体裁を取っています。細かい西暦の年号を挙げていますから、歴史年表を確認すれば、「架空の話」とすぐ分かります。ですが、年表を確認せず、中国史に疎いと、「昔の中国で本当にあったこと」と騙されますね。

 実際、私も子供のころに、アニメ版の『雲のように 風のように』を見て、その後十数年間「昔中国で本当に起きたことを基にした、平和教育の教材になる、教訓的なアニメ」との認識でした。なお、十数年後に再会して見たら、娯楽作品でした。

 現代モノでやるのであれば、25世紀人が2021年の出来事を書いた「大河小説」の体裁を取るのも、一試案です。もちろん、新聞記事、公文書、関係者の手記を創作し、これを引用する感じです。

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