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タイトル: プロローグを入れる、入れない場合の返信 投稿者: あまくさ

まず。

A・B・Cのあらすじ、素晴らしいです。シンプルで要を得ており、これだけの情報でストーリーの本筋、ポイントがどこにあるかなどの基本設計がクリアに把握できます。これの10倍くらいの文字数がありながら、ポイントがどこにあるのかさっぱりわからないプロットやあらすじを書いて来る人、多いんですよ。やとうさんのA・B・Cは、例えば女教師がどういうキャラで、どういう動きをしそうかなど書かれていないことが想像できるんですね。個人的には、あらすじってこう書いてほしいという見本です。

で、ご質問の件ですが、

>・小公子の家の本邸(領地のお屋敷)へ向かう途中で襲撃をうけるもサムライが撃退。ヒロインがサポート。
>・本丸潰す気マンマンのサムライが心配なヒロインと、親類に会う恐怖と不安が隠せない小公子。
>・敵は全部任せとけ、とサムライがどっしり構える様子を見て小公子は「出会ったときからこの人は変わらないなぁ…」と過去を思い出す。

このエピソードはCのクライマックス直前あたりに入れるのがいいような気がします。
もしかして、Aの「再度小公子の命を狙う伯爵家ご本家(親戚)にサムライがアポなし訪問」の部分を考えていらっしゃるのかなと思ったので、念のため質問。
Aに入れてしまうと、「襲撃を受ける」という似たようなシーンがプロット上の近いパートで続いてしまうし、期間が短いと「出会ったときからこの人は変わらないなぁ…」という感慨が効果的になりません。

なので、このエピソードは、サムライ・小公子・女教師の間にすれ違いや誤解・衝突など紆余曲折を経た上で、しだいに気持ちと目的が一つになって本家に立ち向かうという形で、A~Cの最終局面直前に入れるのが最適かなと。
で、そこにつながるプロローグなら、物語の本筋にはまっていることと、動きがあってツカミ向きという二つの要件を満たしているように思います。

一般論としてのプロローグについては、私はどちらかと言うと、

・プロローグは有っても無くてもよい派

・時系列を崩すのはダメじゃないけど、慎重にやった方がよい派

なのですが、上記のような感じにうまく書ければ悪くないプロローグだと思います。

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