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タイトル:異世界ファンタジーにおける言語についての返信 投稿者: 大野知人

 俺の趣味の話をしますが。『読者に想像の余地を残す』ってことはとても大事なことだと思うのです。作品そのものや世界設定を細かく練るのは大事なことですが、それを全部描き切らずに、『気付くかな、気付かないかな?』ぐらいに暗示するのが個人的には好ましい。

 で、その上でなんだけどね。例えば世界観のモデルをイギリスにするのであれば、英語にこだわる必要は実はない。特に15~16世紀はアイルランドを植民地にしたり、そっから文化の影響を受けたりと言ったこともある時代だったので、古ケルト語・信仰・妖精崇拝なんかをネタにしても良いし、或いは大航海時代とそのころの結婚外交をモチーフに『イギリス人なのにスペイン名』みたいなことがあっても良いかも知れない。
 まあ、極論を言えば『作者の好きにすれば」なんだけど、設定を凝りたいならまずは歴史から。『名前』の大半には実は由来があったりするので、そこに注目すると良いかもです。ベーカーさんとか、分かりやすいよね。地名も結構、命名者の名前そのまんまだったりするし。

 個人的に、イギリスで帽子とくれば『黒の円筒形』で『熊の毛皮』。或いは『赤いドーム状』で『醜悪な妖精』。『ナスのような帽子』の『蝶羽根の精霊』。そして最後に『青いシルクハット』を被った『魔女狩りのマシュー・ホプキンズ』。
 魔女狩りのイメージがどうなのかは知りませんが、イギリスネタで青い帽子となると、マシューが筆頭に上がりますね。
 解釈を広げるなら、『聖パトリックの青』『青地にハープ』『海=エメラルド=アイルランド人の誇り』なんてのもネタに出来ますが、うまくやらないと通じる人はあまりいないかと。

 設定については、好きなだけ作ればいいと思いますよ。
 参考になれば幸いです。

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