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玄翁さんのランク: 2段 合計点: 3

玄翁さんの返信一覧

元記事:クズ主人公の扱い方、あるいはその是非について

キャラクター像と冒頭部の書き方についての質問です。
導入部の書き方に細心の注意を払うべきなのは言うまでもありませんが、今回はその冒頭における主人公の人物像描写についてご意見を伺いたく、質問させて頂きました。

私の物語は「邪道な主人公」と「王道のストーリー」をコンセプトとしております。具体的に言うと、舞台は剣と魔法ファンタジー世界で、主人公は猛烈な逃避癖のある冒険者です。
私はこの主人公を、冒頭から徹底的にクズとして描くつもりでいます。理由は、精神的に幼い状態からの成長を物語の題材にしたいと考えているからです。
そして、その要素の一つが「自分がサボっているだけなのに『評価が仕事の割りに合わない』という理由で職務放棄し、放浪の旅に出る」という冒頭シーンです。

ここで重要となるのが、私はこの主人公が読者の共感を得られると考えている点です。ここからは私個人の哲学になるのですが、ラノベの読者層は中高生、それも俗に言う非リア充であると考えられます。また、彼らは日々の学校生活が苦痛で、ただ学問のためだけに通学していると思われます。
しかし、私自身がその一員であるのに言うのも変な話ですが、彼らの人生が楽しくない原因は己の努力不足にあると私は考えます。そして、彼らはわざわざ小説を読むような思考力のある人間ですから、それを自覚していると推測します。
ここから、私は「組織・共同体からの逃避欲求」と「でもそんなことする人って実際クズだよね」という2点を表現することで、よりリアルな現代の中高生像、ひいてはラノベ読者層の「あるある」を引き出せると考えました。

ですが、それを冒頭シーンからやることには一抹の不安があります。私個人としては中高生のリアルな心情を書いているつもりなのですが、何となくそれが選考落ちの理由になる気がします。
また、その後の展開が主人公が成長して普通に格好いい人になる展開なだけに、冒頭で損するのは悔しいというか、それで評価下がるなら別のにするわ、って感じです。

それに、同じクズでもポジティブなクズとネガティブなクズがあると私は考えており、上記の主人公は後者にあたると思います。

中高生に例えると
・ポジティブなクズは普段から授業をサボって悪友と遊びに出かけるヤンキー。女好きで恋愛に飢えている。
・ネガティブなクズは真面目に授業には出席するがヤル気はゼロで、ある日突然引きこもるニート予備軍。
みたいな感じです。

そして、漫画の分野なら勿論、ラノベにおいてすらもポジティブなクズはOKだがネガティブなクズはダメみたいな固定観念があると考えています。
私個人としてはリゼロが流行った時からこの固定観念が崩れつつあると思っており、今ならイケると踏んでいるのですが、信憑性に乏しい推測であることは否定できません。

以上を踏まえて、現代のラノベにおいてクズ主人公は認められるか否か、ご意見を伺わせて下さい。

上記の回答(クズ主人公の扱い方、あるいはその是非についての返信)

投稿者 玄翁 : 0 投稿日時:

すでに複数の方がお答えになっていますが私も一つの意見として述べさせてもらいたいと思います。

>現代のラノベにおいてクズ主人公は認められるか否か

一見役立たず(と思われている)な主人公が裏では大活躍してみせると言うのは、もはや古典レベルではありますが鉄板ネタとして現代でも通用すると思います。

ラノベ以外ですが漫画「美味しんぼ」の山岡士郎も初期は大手新聞社になぜこんなグータラ社員がいるのかみたいな感じで登場してましたし、さらに古い小説や昔話などだとイワンのばかや三年寝太郎など昔から何度となく使われている手法です。

現代ではギャップ萌えなどと位置付けられていますが、不良がちょっといいことすると評価が急上昇するのと同じ理屈で、マイナスからプラスへと印象が転じる効果を狙ったものです。

ですから普通にいい人がいいことするよりも落差(昇差?)がある分効果は高いはずですので、もしこれをやって評価が下がるのなら恐らくその手法を上手く使いこなせていない可能性が考えられます。

例えば……
・役立たず(だった)けど、大活躍をする
・大活躍をするけど、役立たず

の様に順番が変わるだけでせっかくの大活躍もケチがついて物語を一気につまらなくしてしまう恐れがあります。
続きものにするなら大活躍した後でまた元の役立たずに戻すとか、直後にちょっとしたミスや元のだらしない面を見せることで読者に親近感を持たせるテクニックもありますが、基本活躍させる場面では前半のダメな部分を引きずらないようにするべきです。

>それを冒頭シーンからやることには一抹の不安があります。

その点を踏まえると主人公のダメな部分を描くにあたってインパクトのあるシーンを効果的に配置する程度に留めておくべきだと思います。
長々と書いても読者もそんなもの読みたくないし、作者にしてもそれを書きたい訳ではない、双方にとって不幸な状況になるだけなのであくまで後の活躍を引き立てるための要素に過ぎない事を念頭に置いておきましょう。

>・ポジティブなクズは普段から授業をサボって悪友と遊びに出かけるヤンキー。女好きで恋愛に飢えている。
>・ネガティブなクズは真面目に授業には出席するがヤル気はゼロで、ある日突然引きこもるニート予備軍。

これまた漫画の話になりますが、20年以上30年くらい前にはいわゆる不良、ヤンキーや暴走族を扱った漫画がたくさんありました。当時は実社会で不良の少年など大勢いましたし、単純に不良(ワル)に憧れる風潮があって人気が高かったのも事実です。
ですが今そう言った作品は皆無と言ってもいいでしょう。
なぜなら今の日本の社会でそう言った存在はまず見かけないし、何より流行らないからです。

それよりもニートや引きこもりと言った存在は現実に存在するので、身近に感じられる方を題材として扱う方が自然だと思います。

他の方も言及されていますが「このすば!」のカズマも相田さんの基準からするとネガティブに分類されますが、物語の主人公としてきちんと役割をはたしていればこっちが良くてそっちがダメってことはないと思います。

そこは作家として主人公の良さを引き出すためにどう料理するか、上手く引き出せるか腕の見せ所になるでしょう。

きちんと書ききれれば面白い作品が出来上がるはずですのでがんばってください。

カテゴリー : キャラクター スレッド: クズ主人公の扱い方、あるいはその是非について

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元記事:戦隊モノはどうして影が薄いキャラがいないのか

子供たちのヒーローであるスーパー戦隊は5人から追加戦士が増えることがほとんどです。
物語においてはメインキャラクターが多いと影が薄くなるキャラが必ず出ます。しかし、スーパー戦隊ではキャラが薄くなったことがないように思えます。
特に、近年放送された宇宙戦隊キュウレンジャーは最初9人、最終的には12人になりました。しかし、薄いキャラはいないように思えます。

多くのメインキャラクターがいながらも、影が薄くならない方法はあるのでしょうか。

上記の回答(戦隊モノはどうして影が薄いキャラがいないのかの返信)

投稿者 玄翁 : 0 投稿日時:

この理由はもうちょっと単純なのかなあと私は考えてます。

戦隊ヒーローものって原則一話完結で、最後は必ずメンバー全員で敵を撃破します。つまり一番の見せ場に全員の出番がある訳です。

メンバーをバラバラ、あるいは単独で行動させていたとしてもオチが一緒ならそれはシナリオのバリエーションでしかないと思います。

これは子供向け番組ならではのストーリー展開だからこそで、恐らくシリーズ初期から確立されているであろうこの手法は現在でも踏襲されているのではないでしょうか?

もちろんこれにはデメリットがあり、基本、戦隊メンバーのみにスポットを当てているのでそれ以外の登場人物の存在はかなりオミットされることになります。
あとはまあ、どうしても決まりきったストーリー展開になってしまうことでしょうか。

それはともかく、この方法論を当てはめれば戦隊もの以外の作品にも同様の効果が期待できると思います。
興味があるなら研究してみてもいいかも知れません。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 戦隊モノはどうして影が薄いキャラがいないのか

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元記事:勧善懲悪の悪について

前回の相談では、多くの先輩方から沢山の意見を頂きました。
ご回答いただいた皆様、誠にありがとうございました。

本日の相談なのですが、『勧善懲悪』のストーリーで登場させるべく悪役の人物像の助言を頂きたいです。

自身の当面の目標である、「小説を完結させること」。
これを成し遂げるために、簡単な造りであるとサタン様から紹介された 、『勧善懲悪』を元にしたストーリーを作ろうとただいま思索しております。

その中で重要となってくる(?)悪役の人間性に頭を悩まされています。理想は「小悪」なのですが、いいなと思える要素が足りないように思っています。
どのようなキャラクター性が適しているのか、あまりパッとせずにいます。小悪に適しているキャラクター性について、助言を頂きたいです。

「自分の頭で考えろ!」と思われるかもしれませんが、慈悲のお心で教えていただけると嬉しいです。

上記の回答(勧善懲悪の悪についての返信)

投稿者 玄翁 : 2 投稿日時:

勧善懲悪で悪人を描く場合、まずどんな悪事を働かせるかが大事だと思います。そのテーマで物語を作るのであれば分かりやすい、言い換えればベタな展開にした方がいいです。
ましてかつどんさんが小説をこれから書き上げるのであれば他人の全くのコピーはどうかと思いますが、どこかで見たような要素が部分部分で入っていてもいいんじゃないでしょうか?処女作で傑作を書こうとすると大変ですが最初は人の真似から入っても慣れてくれば自分独自の要素を入れる余裕も出てくると思います。
少し話が脱線しましたが勧善懲悪の要は人々を苦しめる悪人を懲らしめてスカッとする展開にあります。
その意味では悪役の人間性と言ってもあまり深く考えず、血も涙もない悪人ぐらいでいいのではないでしょうか?
ひとまずは最後まで書き上げられることをお祈り申し上げます。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 勧善懲悪の悪について

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元記事:何を書いたら良いか分からないのと、燃え尽き症候群で困っています。

どうも、こんにちは。
一番合戦 仁こと竹牟礼 基です。

本当に困ったことになりました。
皆さんに知恵を、できれば力をお借りしたいのです。

「僕の異世界冒険記~白きエルフに花束を~」の執筆を終えて、燃え尽き症候群に陥ってしまいました。
第二稿を書き上げようと思った矢先に、書く気がガクッと失せてしまったのです。

師匠もアニメ版ポケモンの脚本家の二百回以上もあるコラムをすべて見ろと仰るし…。
「正直に言って先生を間違えたかなぁ」と今更ながらに思います。
その後母に、とある事情でスマホを取り上げられてしまい、電話番号を交換して居ないので、師匠と連絡が取れなくなるという踏んだり蹴ったり殴ったりな状況です(泣)

本来執筆とは、基本的に自分一人で行うものですが、メンター(教え導く人)が居ればとてもやりがいが有るものだとは思うのです。
何処かに良い場所は無いでしょうか?
できれば「我こそは!」と名乗り出てくださる方がいらっしゃれば、尚嬉しいのですが…(募集行為って板違いでしたっけ?だとしたら、ビシッと指摘して下さると助かります)。

上記の回答(何を書いたら良いか分からないのと、燃え尽き症候群で困っています。の返信)

投稿者 玄翁 : 1 投稿日時:

竹牟礼さんは書き終えた小説の続きを書く気力がなくなったのでしょうか?
それとも小説を書くこと自体の意欲がなくなってしまったのでしょうか?
前者なら人間一つの事に集中していても疲れたり飽きるとかはあるのでそれは一旦置いて全く別の作品を書いてみてはどうでしょうか?
あるいは気晴らしに短編を書いてみてもいいかもしれません。
後者だと変に自分に強制するのは逆効果だと思いますので、書きたいと思うまで何もしないのがいいと思いますよ。

師匠さんとの件ですが、お金を払って教えてもらうレッスンプロならともかく、普通は弟子が師匠について行くのが本来の師弟関係だと思いますので、ついて行けないと思うのなら離れてしまうのもやむなしだと思います。

ただ相談内容から得られる情報を見るかぎりではあなたの師匠と呼ばれる人は師匠としてそれなりに力を尽くしてくれていると私は思いますが。

いずれにせよ、師匠と呼ぶ存在に対して自分に嫌な思いをさせることなくひたすらモチベーションだけを上げてくれるよう求めるのはお門違いですので別に探した方がいいでしょう。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 何を書いたら良いか分からないのと、燃え尽き症候群で困っています。

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