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シンさんの返信一覧。最新の投稿順2ページ目

元記事:神視点での小説の成功例の返信

こちらの記事に視点について触れているんですが、
映像化を意識した作品だとカメラ視点(神視点?)で書かれることが求められるみたいですね。
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/article/wakasaki/wakasaki_1403.html
おススメの作品も載っていたので、
参考になれば幸いです。

上記の回答(神視点での小説の成功例の返信の返信)

投稿者 シン : 1 投稿日時:

回答ありがとうございます。
紹介してくださった記事は、的を射ていて良かったです。
ここから、一作以上の発見を進めていきたいと思います。
的を射た回答ありがとうございました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 神視点での小説の成功例

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元記事:神視点での小説の成功例の返信

神視点非推奨派のhexaですが、イマドキのライトノベルでしっかりと神視点の特性を使いこなせているものをひとつだけ、上げてみます。

お月様(なろうの女性向けR18)なので直リンクは避けますが葉月クロルさんの「黒いおみみのうさぎなの」です。これはもう「この神ナレーションの語り口でなければ笑えない」レベルのキレのあるツッコミが売りですので、今どき神視点を使用しよう、という気概のある人はここまでこの「傍観者視点の売り」をしっかり意識していなければ失敗するくらい危険なことは重々承知の上で使用を決意してください。

この方は他の作品も人気が高いので、まずは他の視点を充分に使いこなせるようになってから、でなければとてもお薦めできるものではありません。くれぐれも安易に真似しようとは思わないように、しっかり覚悟を決めてください。

上記の回答(神視点での小説の成功例の返信の返信)

投稿者 シン : 1 投稿日時:

回答ありがとうございます。
>「この神ナレーションの語り口でなければ笑えない」レベルのキレのあるツッコミが売り
まあ、純然でない神視点の通用なのでしょうね。
やはり不合理っぽいですね~。ちなみに私は、神視点で創ろうとは露も考えていないので大丈夫です(笑)。
作品の紹介ありがとうございました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 神視点での小説の成功例

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元記事:神視点での小説の成功例の返信

神視点は定義が微妙なので、多視点なら神視点として考える人も(プロアマ問わず)います。
神と作者の堺が曖昧で差別化しにくいために「作者の語りで書いている」ものは神視点と大差ないわけです。

まずは「三人称」とは何か、を説明してみます。
三人称とは「第三者の語り」による物語です。これは「物語に対して第三者」という意味で、すわち「物語と関わりのない何者かが語り部になっている」という事です。
いくら作者であっても、作者自身を物語に登場させない限り物語の中の人物に直接干渉できないし物語に登場しない存在は、物語にとって「第三者」になります。
そういう存在による語りは全て三人称と言われます。

しかしそれで語ると、例えば昔話のように「一方その頃◯◯は~」と、視点を飛び越えた語り口調になってしまったりします。
昔話程度なら問題ないけど、例えば「Aさんはこうして死にました、Bさんも死にました、生きてる人は誰もいなくなりました」といった場合、「誰も生き残ってないのに、どうやってその話が伝わったの?」という事になります。
ようするに作り物なのがわかっちゃうし、いうなればリアリティがなく物語に対して没入感がなくなってしまう。
そこで考えられたのが「視点」という概念で、これを終始誰か(あるいは何か)に固定する、視点を作者や神から登場人物に移したほうが良い、と考えられました。
そうして今の三人称一視点や多視点があります。

神視点は何でも書けると思いがちだけど、個人的な見解で言えば、逆に何も書けない手法だと思います。
なぜなら、登場人物の視点に出来ないからです。神の視点なので。
神は登場人物全ての心情を知っているけど、それはあくまで神を通して語ることが出来るだけで、登場人物の視点にすることは出来ません。
つまりは物語の外側にいる第三者という客観的な立場からの言葉しか書けないので、「何でも書ける」と思ってるような事は何一つ書けないと思います。
おそらく、神視点で書かれた小説で世界的なヒットを飛ばした作品は「聖書」じゃないかなと思います。
作中の「神」は登場人物の一人だけど、語りは筆者による口語なので「登場人物の視点にはならない第三者の筆者による語り」という手法的には神視点のソレです。

聖書が神視点だと聞いてなんとなくわかったかと思いますが、そもそも神視点で書くなら多視点で書かない理由がないんですよ。
横にガソリンエンジンがあるのに蒸気エンジンを実用的なものにするには、と言ってるようなものです。
もちろん、それでもボイラーが現役であるように、部分的に神視点にすることはあります。
例えば劇中劇であることを印象付けるために「登場人物以外の何者かによる語り」を投入したり、などですね。

そのうえで多視点を中心として神視点のように複数のキャラクターの心情などを書いていくテクニックもあるにはありますが、気をつけることが多くて非常に面倒くさく、上手く書けても混乱を招きやすいため「作者が視点の扱いを理解していない」と評価されがちです。
多視点を神視点と言う事もあると書きましたが、まあ、ちょっと言葉悪く雑な言い方をすれば「多視点の出来損ないを神視点と言って皮肉ってる」ということもあると思います。
または多視点=神視点と考えてる人の記事や本を読んでの事かもしれません。
これは、最初に書いたけれど、神と作者の違いが曖昧なので、いまはもう文章的に多視点=神視点と言っても具体的にどこがどう間違いなのか指摘しにくいため、認識を誤ってるとも言えないと思います。

そんなわけで、広い意味で神視点=多視点と考えりゃ参考は腐るほどあります。
視点の扱いを理解してる人の神視点はもう多視点と同義なので。
エンタメを意識したラノベよりも一般文芸や純文学の方が多いと思う。
正確に「神の視点で書いている」という作品を挙げるなら、聖書など技術的に古い作品しか存在しないと思う。
ようするに、「視点」の概念が薄かった頃の三人称作品だね。
小説という媒介に拘らなければ、落語や漫談など「語り手」が実在するものでは神視点(語り部視点)が現在も使われています。

上記の回答(神視点での小説の成功例の返信の返信)

投稿者 シン : 3 人気回答! 投稿日時:

回答ありがとうございます。
やはり、神視点は不合理なようですね。
「聖書」は神視点なのですか。まあ、正直な話、流石にそれを読む気は毛頭湧きませんでした。(笑)
神視点に関する様々な説明ありがとうございました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 神視点での小説の成功例

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元記事:叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてくださいの返信

はじめまして
全然見当違いなら申し訳ないんですが、恒川 光太郎の「秋の牢獄」は短編ながらなかなか読後感わるいですよ。

上記の回答(叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてくださいの返信の返信)

スレ主 シン : 0 投稿日時:

回答ありがとうございます。
「秋の牢獄」のレビューを見ましたが結構面白そうですね。読んでみます。
面白そうな作品の紹介ありがとうございました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてください

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元記事:叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてくださいの返信

求めていらっしゃるのは、仄暗い情緒があり奇妙な読後感の残る小説というイメージでしょうか?
そういう作品にしぼっていくつかあげてみます。むろん取捨選択はおまかせします。

◎米澤穂信『玉野五十鈴の誉れ』

連作短編集『儚い羊たちの祝宴』所収。この作者はラノベ界隈では『氷菓』が著名かと思いますが、ホラー・ミステリの名手でもあります。

◎三島由紀夫『午後の曳航』

三島由紀夫のやや異常な観念性が表れた作品。イギリスで映画化されていますが、いかにもヨーロッパ人が好きそうな小説です。

◎内田百閒『花火』

短編集『冥途』所収。百閒は夏目漱石の門下ですが、漱石の『夢十夜』からエンタメ性をのぞき異様さを増したような独特の幻想小説が得意です。『サラサーテの盤』がわりに有名ですが、個人的に「花火」が一番印象に残っています。何だかよくわからない内容なのに鬼気迫る雰囲気が漂うという不思議な作風。

文章にこだわらないなら、海外の作品からも少し。

◎ロード・ダンセイニ『二瓶の調味料』

これも短編集ですが、表題作は江戸川乱歩が「奇妙な味」と分類される作風の代表としています。

◎ロアルト・ダール『南から来た男』

『あなたに似た人』所収。

◎アンブローズ・ビアス『アウルクリーク橋の出来事』

『アウルクリーク橋の出来事/豹の眼』所収。

以上の3作は、ラスト数行の切れ味が出色です。

ちなみに『陽だまりの彼女』は(しつこくて、すみません。汗)、雰囲気は明るく爽やかですが後半から「ん?」と思わせる空気が漂いはじめ、ラストは奇妙な読後感の残る小説の一つです。

上記の回答(叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてくださいの返信の返信)

スレ主 シン : 0 投稿日時:

再度回答ありがとうございます。
まず「儚い羊たちの祝宴」と「午後の曳航」は結構読み応えがありそうだったので読んでみます。
あと、すみません。外国の作品は現在何十冊かのSFを読み漁っていまして(それは単純にSFはストーリが奇異だから)、なるべく翻訳の日本語でなくて直の日本語の文章を吟味したい訳であります。
「陽だまりの彼女」、この作品は恐らく貴方様にとって相当薦めるべき作品なのだと思い、やはり読ませてもらいます。
本当に沢山の作品の紹介ありがとうございました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてください

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元記事:このストーリーだとここがうまく描写できない等の解決法

 小説を書いていると途中でこの部分がうまく描写できないということがおきます。
 主人公が生まれたときから死ぬまでの毎日を一瞬も逃さずに描写すれば解決するのですが、それだと流石に読んでいる方が辛いです。
 プロットを書いている段階ではいいんじゃない? と思い、書き始めて見るものの結局やっぱり描写できない! となります。かと言ってその描写できない部分を入れると読む側が辛くなる。
 どうすればいいんでしょうか。

一応ストーリーなんかを書いておきます。
 邪神に故郷を奪われ、仲間とともに邪神を討伐する物語。
 冒頭は邪神が復活して故郷を滅ぼされしばらくして逃げた先で戦いに備えるというシーンです。

 邪神の復活には予兆があるのですが、それを入れると長くなり、抜いてしまうといきなり復活する邪神や、人の強さ設定に説得力が消えます。
 邪神の力に影響されて魔物が強くなったり、人が強くなったりします。

 また、邪神復活以前の人間関係の描写が上手くできません。幼少期から書くと長いので、少しづつ出していくのもありですね(私にはいまいち方法がわかりません)。
 ちなみに、主人公が友人を持ったりする前はストーリーに大きく関わるので後々描写していく予定です。

 中盤はそんなに問題ないのですが、冒頭が問題です。
 何も知らない読者に対し、飽きさせない展開を入れ、その中で主人公や友人について理解させる。とても難しい点だと思います。
 幼少期の友達作りや生きていく知識の勉強。ここが難しいんです。
 邪神復活以降の話にあまり関わらない日常生活と事件を描き、それから邪神復活もありでしょうか? 一応日常生活や事件も邪神復活には関わっていますが、邪神との戦いが本編なので……。

上記の回答(このストーリーだとここがうまく描写できない等の解決法の返信)

投稿者 t : 0

プロットというのは指摘に対して、設定を使い都合よく反論することが許されますが、本文ではドラマやエピソードに説得力を持たせるしか認められていません。

邪神が復活して故郷を滅ぼされる、仮にこのシーンを書くとします。邪神の軍勢に攻められた街が燃えているとします。
内容はよく分かりませんが、主人公は家に残した妹が心配で懸命に走っています。
ここで読者が知りたいのは妹と無事に再会できるか、主人公は無事に生きて戻れるか、といったドラマやこの先の展開です。
邪神復活以前の人間関係も邪神の復活や人の強さ設定などはどうでもいい、とまでは言いませんが、1度にすべてを書いて読者に伝えようとすることが許されるのは、プロットの段階までです。
本文ではまずドラマがあって。ドラマを壊さない範囲で設定・説明を入れていきます。
この場合、1行書かれていて読者が「〇と△は友達ね」「邪神が復活した理由はそれか」「人の強さは――」と読者が分かれば、この先同様のやり方で何度も、「〇と△は友達ね」「邪神が復活した理由はそれか」「人の強さは――」登場させることにより、話を掘り下げる機会はいくらでも作れます。

何かのお役に立てれば幸いです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: このストーリーだとここがうまく描写できない等の解決法

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投稿日時:

元記事:学園物の主人公を平凡、凡人にしたくない

学園物や現代物の男主人公は顔はイケメンではない普通、勉強も運動も特別得意ではないということが多いです。

凡人が泥臭く頑張るのも一つの魅力かもしへませんが、そういう主人公は馬鹿だったり、嫌な奴に喧嘩に負けてヒロインに助けられ、取り柄はいざというときの機転と発想「だけ」で私は好きではありません。
学園物での主人公が凡人なのは必須条件なのでしょうか。
どなたかご意見をお願いします。

上記の回答(学園物の主人公を平凡、凡人にしたくないの返信)

投稿者 手塚満 : 0

結論を先に申し上げておきますと、凡人主人公は必須条件でも何らかのルールでもなく、単なるコツの1つでしかありません。超人主人公が冒頭から大暴れするのを、分かるように書ける工夫が立てば、やってしまえばいいのです。以下、説明を試みてみます。

半人前主人公が成長する物語ですと、最初は平凡なのはむしろ必須ですね。しかし、そういうタイプの物語ではなく、優れた主人公の活躍をポイントとして描く物語を書きたいとき、どうするかというお悩みだということでしょうか(外してましたら、以下は無視してください)。

冒頭から、優れた主人公が既に存在しているとします。その主人公の一人称小説だとします。すると、優れた人の価値観、思考方法に則って描写する必要が出ます。物語の説明役たる語り手が優れた主人公なんですから、優れた人なりの語りにしないと不自然になります。これが、少なくとも私レベルでは難しいです。私は凡庸で、優れた人の胸中や思考方法が分かりませんから。

天才を描こうとすると、特に難しさがはっきりします。天才は何かを見だだけで、すっと真実が分かる。自分のような凡人の思考過程をすっ飛ばして、さっと結論に気が付いて、問題を解決し、凡人が不思議がるので仕方なく平易な説明を考える(どうも、凡人に分かる説明を考えるほうが難しい人もいる……らしい)。そんな主人公が語り手だと、何を言っているのかさっぱり分からなくなる危険性大です。

そこで天才を主人公ではなく、サブキャラにする。主人公には凡人を据える。すると書きやすくなります(古典では、既出ですが、ホームズに対するワトソン)。天才にくっついていって、自分でもあれこれ考えるけど分からない。すると、天才サブキャラがスパッと解決してから、必要な説明をしてくれる段取りにできます。凡人がどうするかなら、分かりますよね。

書きやすいと申しましたが、読みやすいとほぼ同義になります。リアルでの、物凄く頭のいい人の説明を聞いた数多の経験では、説明がさっぱり分かりませんorz。そういう天才的な人は、自分で何かをやっているときには、もっと省略した思考らしい。先に申しましたが、凡人に分かる説明を思いつくほうが苦になるようです。

読者って、8割が凡人です。いきなり天才の思考、胸中をダイレクトに描かれたって分からない。凡人視点の説明が要るんです。だから、一人称であれば凡人主人公のほうが分かるんです。凡人に分かることしか言いませんから。

頭脳以外でも、子どもの頃から極端にバトルが強いとか、生まれついての超能力者とか、心中を推し量りがたいキャラになりがちです。

もちろん、回避方法はいくつもあります。

(0.傍観者的、あるいは振り回され型の凡人主人公は省略)

1.三人称にする
地の文の語り手も小説のキャラの一人です。三人称なら、語り手を凡人レベルにしておけば、大丈夫です。

2.凡人に能力が突然付与される
異世界転生・転移だと、異世界に行くときに能力を付与される小説は数多ありますね。チートなどとも呼ばれ、異世界では無敵になったりもする。
しかし、元は凡人ですから、凡人のメンタルを持っているわけで、描きやすく、分かりやすくできます。

3.成長物語
最初に「これじゃない」みたいなことを言いましたが、成長過程も描かれると、読者もついて行きやすくなります。いきなりスーパー主人公だから分からないわけで、ゆっくりと超人にしていけば、理解も追いつきます。
ただ、面倒くさいですよね。テーマは超人の活躍なのに、修行とか描いているともたもたしてしまう(作者的にも読者的にも)。もたもたを省いたのが2だと考えることもできます。

4.ジャンルのテンプレ
中世ヨーロッパ風ファンタジーですと、読者にも小説を読んだり、アニメや映画を観たりした経験があります。だから典型的な登場人物なら、だいたい分かる。
たとえ現代劇でも、冒頭で「俺は炎の魔法使いだ」と主人公が言えば、だいたい想像がつく。よく知られたテンプレなら、使ってしまえばいいわけです。

たぶん、まだあると思いますが、これくらいで。

しかし、コミック、アニメ、実写などですと、見たこともない世界で、いきなり見慣れない超人が暴れまわったりすることもあるように思います。なんでそれを文章作品でやっちゃいけないのか、あるいはなんで難しいのか。

これは、仮説レベルの私見ですが、コミック含む映像作品だと、モロに活躍を見せられることがあるように思います。同時に、キャラの内面は描かなくても成り立つ。8割くらいが、目に見える、耳に聞こえるもので構成されているからですね。だから、問答無用でイベントを見せつけて進めてしまえる。

それでもおおよそ分かってしまいます。そこを文章作品と比べてみると、視聴者(ないしはコミック読者)が、文章作品における傍観者型の主人公(ないしは地の文の語りて)の役割を果たしているようなんです。絵で見せてるんだから、絵は想像しなくていい。何を見ているかははっきりしているけど、それが何かを考えるのは視聴者になっているわけです。

理解の流れとして、絵→思考→言葉(=読者≒一人称主人公・地の文の語り手)ですね。一方、文章作品では、言葉→思考→絵と逆です。ですので、「冒頭から、見たこともない世界で、超人が大活躍するシーン」を描くのは、コミックを含む映像作品で可能でも、文章作品では難しいのです。

だけど、もし文章作品でもできるんなら、気にすることはありません。平凡主人公パターンは、そうしないといけないというルールではなく、単に書きやすく分かりやすいためのコツでしかありません。つまり、私のような凡人志望者へのアドバイスであるだけなんです。できる人が縛られる必要はありません。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 学園物の主人公を平凡、凡人にしたくない

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投稿日時:

元記事:全体的に暗すぎる……どうすればいいのでしょうか

ワシヲです。まだ読者です。
一年ほど前から続けていた妄想が、紆余曲折を経てなんとなくまとまってきました。とりあえず数作書いて力をつけようと思っております。

ここからが本題なんですが……まとまってきた妄想、その主人公の背景がどうも暗すぎるのです。
ざっくり箇条書きでまとめますと

・冒頭、目の前で幼馴染が拐われる。取り戻そうと抵抗するが全く歯が立たずに撃沈。(冒頭のシーンなので変えるわけにもいかない)

・「奇病が蔓延した世界」という設定なんですが、主人公もその病気。発症から数年経っており、死の一歩手前。ストーリー中でも何度か死の危険に晒される。(この病気の謎を解明するのがサブの目的)

・身分がゴミ以下。事がある度に悪者扱いは当たり前、有力者の前ではまともに発言すら出来ない。(ゴミ以下じゃないと話が成り立たない)

と、大きく分けて三種類。
彼自身の性格も明るいとは言いがたいので、ここまでくると重すぎて誰にも読まれなくなるかもなぁ……と感じました。
とはいえ、ストーリーに関わる内容なので今更変えるわけにもいかない……と絶賛負の連鎖の渦中です。

ここから少しでも明るくするにはどうすればいいのでしょうか?
ご教示お願いいたします。

上記の回答(希望があればよい)

投稿者 あまくさ : 0

はじめまして。

箇条書きの内容を読む限りでは、誰にも読まれなくなるというほど重いとか暗いとかは必ずしも感じませんでした。
というより、これだけでは判断できないんです。

>・冒頭、目の前で幼馴染が拐われる。取り戻そうと抵抗するが全く歯が立たずに撃沈。

これはむしろ、よくある冒頭です。全く歯が立たずに撃沈するというのは、冒頭ないし序盤の範疇の話ですか? 中盤以降に力をつけた主人公が最後には幼馴染を取り戻すというストーリーならば暗が明に変わるので問題ないはずです。
その場合、最初は弱かった主人公が努力して苦難を克服するといった物語になりそうなので、なろう流のチート展開が好きな読者には重く感じられるのかもしれませんが……。しかしそれは最近の読者層の傾向ということであって、言われるほど普遍性があるとは私は思ってはいません。少なくとも誰も読まないというほど暗くはないですよ。

>・「奇病が蔓延した世界」という設定なんですが、主人公もその病気。発症から数年経っており、死の一歩手前。ストーリー中でも何度か死の危険に晒される。

>・身分がゴミ以下。事がある度に悪者扱いは当たり前、有力者の前ではまともに発言すら出来ない。

この二つについても内容がよく分かりません。奇病というのはどんな病気なのでしょうか? また、主人公がゴミ扱いされるのはどんな世界観が背景にあるのでしょうか?
そのへんがどういうものなのかによって印象は180°変わります。
病気の謎を解明するのがサブの目的とのことですが、解明されることによって主人公の命も救われるのではないですか?

>ここから少しでも明るくするにはどうすればいいのでしょうか?

最後に幼馴染が救い出され主人公も病気から解放されるのなら、そこに至る苦難は物語に緊迫感を与える要素としてプラスに機能してくれます。暗すぎて読むのがしんどいような物語とは、ラストになっても誰も救われないストーリーです。そういう作品を悲劇とかバッドエンドとか呼ぶわけですが、そんなダークな物語でさえ好きな人は好きですよ?
明るくしたいなら、主人公が前に進むにしたがい徐々に明るい光を見せればいいだけです。明るさの中の光よりも、暗さの中の光の方が印象が鮮やかなのは当然でしょう。
また、起伏のないまま主人公やヒロインが救われては物語としてむしろ面白味に欠けますから、ラストの手前くらいのところで絶望的に暗い展開に落とすのが実は話を盛り上げる定石です。それでも最後には救われるだろうと読者に期待させることは可能だし、ラストでその期待がかなえられれば読後感は明るくなりますから大丈夫です。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 全体的に暗すぎる……どうすればいいのでしょうか

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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