小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

黒鐘 黒ぅさんの返信一覧。最新の投稿順3ページ目

元記事:プロットから執筆する際、ストップしてしまう要因

いつもお世話になっております。

現在長編のプロットを進めております、やとうです。

先日は皆様のお勧めの本を教えていただき、ありがとうございました。
疲れたときは少し休憩の読書をして、気分転換をしながら創作を続けています。

ところが現在、プロットから小説への文章化をする段階において作業が上手くいかずストップしてしまいました。

現状としては、
短編の連作の形式の計画の小説で、大まかな流れをつくり、
細かな話のプロットが完成した一作(一話分)ごとに本文を書くという手順で進めています。
A4用紙1枚分に収めたプロットです。

今は主人公の初登場、キャラクター達の出会いとなる場面の話のプロットが完成し、小説を書き始める段階となりました。
今後も別の話との整合性の関係で、書き直す可能性の高い場面ですが、一応流れは決まっています。

ここまではスムーズに書けた内容を、いざ文章化しようという段階になると、
途端に文字として浮かばなくなり、全く書けなくい状態です。(頭の中では動き・セリフ等のイメージ像はあります)

書きやすそうな場面からでもと、途中からのスタートも試みますが、結局進まず書いては消すの繰り返しです。
このような状況から動き出すためには、どうすればいいのか悩みが続いています。

皆様はプロットから本文を執筆される際、どのような手順で勧められていますか。
また、現在の執筆の方法の中に足りない作業・手順等があるのでしょうか。

年末のお忙しい時期にお手数をかけしますが、皆様にご指導いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

上記の回答(プロットから執筆する際、ストップしてしまう要因の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 2 投稿日時:

自分がほんの一時やってた方法なんですけれども、自分の好きな作品の文章構成を丸々パクってみるっていうのは結構いいです。

3作目くらいだったかな。小説書き始めて一年くらいのことです。頭ん中にはしっかりとしたイメージがあったのに、いざ書こうとすると「どうやって書くの?」ってなってまい、全然進みませんでした。
まぁそれって結局、自分に表現力なり語彙力なりが微塵も無かっただけなんですよね。
それを補うには読書量や執筆量を増やすしかないなーって思ってたんですけど、読書は時間かかるし、そもそも「表現力を身につける」っていう硬い目的で読書はしたくありませんでした(つまり単純に楽しんで読みたかった)。
じゃあ執筆量を増やそうと思っても、「そもそも書けないんだよ!」って感じで。1、2作目はがむしゃらに書いてただけだったので「とりあえず書く」っていうのができてたんですけど、それ以降は微妙に書いた経験があるせいで逆に書きづらかった。

じゃあいっそ好きな作品から表現をパクろうと思いまして。
で、その作品が悪魔やら天使やらが出てくるやつだったんで、「ハイスクールDxD」の冒頭の構成を丸パクリしました。
最初にこういう台詞が来て、次に地の文でこういう表現がきて、その次の情景描写がなんたらかんたら。
それやってたらいつのまにか書けるようになってましたね。
絵を上達させるのに一番効率が良い方法も「トレース」だと言われてますし。
真似してるうちに基本が頭に染み付いていきます。

ただ、これをやる時はあんまり一つの作品に頼り過ぎないほうがいいです。僕がトレースした作品が全部ハイスクールDxDだったら、今頃僕は石踏先生の下位互換になってることでしょう。

あと、個人的に一箇所気になったところが。

>結局進まず書いては消すの繰り返しです。

「書いては消す」っていうのが単に「全然進まねぇ!」ってことを言いたいだけなら全く関係ないんですけども、もしこれが本当の意味で書いた文を消しちゃってるのなら、相当もったいないです。
頭の中をリセットするのも大事だとは思いますが、個人的には何らかの形で残しておいたほうがいいかなーって思います。
かなり慣れてきた段階なら、一度書いた文を消しちゃっても、また「自分の思う最前の文」を書けば大抵は最初と似たような文になるものです。
でも慣れてないうちは表現力が不安定なので、消してしまった表現は二度と帰ってこない可能性が非常に高いです。
だから一度書いたものは残しておいたほうが、後で「あ、この文のこの表現使えばいいじゃん」みたいに助かるかもしれません。

まぁこういう場合のやり方は無数にあるので、「自分はこうやったよ」っていうだけの話でした。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: プロットから執筆する際、ストップしてしまう要因

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元記事:題材に対する不安というか

また質問させていだだきます。
前もお話しした通り、私は文章下手な初心者です。そして今から一本書こうと考えているのですが、題材が難しすぎないかと頭を抱えております。
今考えているのは、殺し屋を主人公にした悲恋ものです。こういった題材に自信がない場合、普通は同じ題材の作品を鑑賞したり取材するのが一番だとは思いますが何から手をつければいいのか分かりません。

皆さんは作品に対して不安になった時、どうしていますか?

上記の回答(題材に対する不安というかの返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 4 人気回答! 投稿日時:

あまり自信が云々っていうのは考えなくてもいいんじゃないかなぁって、個人的には思います。
いいものを完成させようとしても、結局自分の能力不足にぶち当たるってのがお約束みたいなもんです。
そういうのから抜け出せるのは、プロとして10年以上人気を維持し続けるレベルの作家くらいなものだろうなーって思います。
やっぱりそういう人達は経験に経験を重ねてますからね。サッカー歴1年の小中学生辺りとサッカー歴10年以上のプロ選手じゃあそりゃ違いますって。創作だろうがなんだろうが、能力不足のせいで思うようにできないってのは当たり前ですよ。

だから最初はいいものを書こうだなんて思わなくていいです。個人的な考えですけども、「最初だからいいものなんて書けない」って割り切ってしまったほうがいいと思います。
結局はみんな、好きで小説を書いてるだけですからね。まずは書きたいものを好きなだけ書いてしまえばいいですよ。
別に原稿用紙数十枚程度でも全然問題なし。
題材が気に入らないなら気に入るものに変えてしまえばいいし、気に入ってるけど不安っていうなら、そんなに気張らずに自分の思うようにやってしまえば大丈夫です。気に入ってるならまず完成はできます。

例えるなら厨二病の妄想ですね。最初はあれでいいんですよ。好き放題やってるだけで。
僕が小説家を目指すようになった原点は「当時厨二病だった僕の妄想」です。

なにから手をつければいいかわからないのも当然。だってみんな結局はそれぞれ違うやり方でやるから。人によって返ってくる答えなんて違うし、せいぜい「こっから手をつけるのがオススメですよ〜」レベルです。
妄想に手順なんてあったら厨二病なんていませんよ。

まぁ結局は僕の創作論みたいなものなんですけどね。
「何もわからないから好き放題書く」って割り切ったほうが得かと。
最初からいいものを書こうとしても、まぁ答えは「無理」ですよ。
赤ちゃんは「ぶーぶー」「まんま」などなど、何が言いたいのか読み取り難い言語を発しますが、その子が社会人になったら、プレゼンやら何やらでペラペラと巧みに話すようになりますから。
まずはそこから。そう思います。
「何がいいのか」よりも、「何が書きたいのか」ってことです。「題材が難しそう」って思ったりすることもある思うんですけど、最初は正解も何もないし、ましてやただ書きたいだけものに「簡単」も「難しい」も関係ないので、とりあえずそこは気にしなくていいですよ。書きたいものを書いてるうちに、自分のいいところや悪いところが見つかってくるので、そこから改善や研究を続けていけば、どんどん成長していけます。後々出てくるわからないことは、その時誰かに訊けばいいんですよ。いいものを目指すのはそっからですね。

僕も最初に書いたのは厨二病の妄想が爆発したイタイタしい何かなんで、今も鍵付きの引き出し最深部で封印されてるくらいですし。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 題材に対する不安というか

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元記事:ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信の返信の返信

 なんだろう。もしかしてちょっとコワい人と思われちゃったかな。
 反論にはどこまでも受けて立つし100レスでも200レスでも付き合うけど、別に怒ってるわけじゃないからそんな下手に出なくても……という感じ。

>我々にも意見を述べる権利はあるかと思います。

 あなたにも意見を述べる権利があり、それに対して自分も(今こうして返信しているように)意見を述べる権利がある。なにか不満がありますか? 管理人氏に怒られない範囲で楽しくやりましょう。

>あなたが本当に、質問者様の意見を「おっ、そうだな」と終わらせるべきだと思っておられるのならば、どうか我々の意見もその一言で終わらせてはいただけないでしょうか。

 スレ主の意見には「おっ、そうだな」としか思わなかったけれど、サタン氏や手塚氏のコメントに対してはそれ以上の感情が発生したので言いたいことを言わせてもらったというだけです。個人的には常識的なやり取りの範疇と感じているのですが、まあ気に入らなければ管理人氏に通報なりなんなりしてくれればいいです。それでコメントが削除されたとしてもその処遇は甘んじて受け入れるし、あなたを恨むこともありません。
 当然です。ここは管理人氏の庭で、あなたは利用者のひとりなのですから。それが民主主義ってものでしょう。

 自分にはあなたがこのコメントを『自身の忍耐力不足として深く反省』している理由も正直よくわかりません。言いたいことがあるならはっきり言ったらよろしい。
 あなたはもしかしたら、こう、バチバチした感じの言葉の応酬は嫌いなのかもしれないですが、それを許容するかどうかは管理人氏の気持ち次第なので、あなたがいくら『どうか我々の意見もその一言で終わらせてはいただけないでしょうか。』と言ったとしてもこちらとしては従う義理がない。ただし一方であなたが管理人氏にこの顛末を報告した結果として自分がBANされる事があったとしてもその結果は粛々と受け止めます。先にも言ったとおり、何があろうと"あなたを恨むこともありません"。ゴジラじゃないですが、「私は好きにした、君らも好きにしろ」というやつです。あなたの責任において、あなたがやりたいようにやればいい。

上記の回答(ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信の返信の返信の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 2 投稿日時:

あー、言いたいことが上手く伝わらなかったみたいですね、言葉足らずですいません。
にわとりさんの意見は理解できるし、むしろいい事もいっぱい言ってるなぁと思うんですけども。ちょくちょくスレの主旨を無視して揚げ足取りみたいなのを始めてしまうのがちょっとひっかかっただけです。僕自身もともとアツい議論自体は好きですし。あくまで「議論」ってことにしてほしかっただけです。
トートロジーが云々ってのも、考え方が食い違ってるだけだと思いますよ。僕的にはどちらの言い分も理解できますし。

下手に出たっていうのは、そもそも僕自身のこういう発言自体がスレの主旨を無視しているし、正直こういうことはあんまり言いたくなかったからそこは反省してるって事です。
だから主旨に反したレスはこれっきりにします。

あ、それとにわとりさんがコワイ人だなんて思ってませんよ(笑)
そこはご安心下さい。

カテゴリー : その他 スレッド: ライトノベルでのターゲット層について

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元記事:ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信

 横槍失礼。

>ライトに飽きられてきたから、エログロに復帰しよう(スレ主の主張)

 うーん。そういう話じゃないと思うんだよな。
 ライト路線(※必ずしも『チャイルド路線』にあらず)が持て囃されるにしろエログロが流行るにしろ、それって結局は20~40代のラノベ読みの好みが反映された結果だよね? っていうのがスレ主の主張の本丸じゃないのかなと。
 成人だから甘ったるい話よりダークで猟奇的な路線が好きとかそんなことはないわけで。

>【失礼で破天荒な主人公は子供がいい、年齢的に】

 これはわかります。しかも失礼で破天荒な主人公のほうが物語を牽引する力が強くて、作者的にも使い勝手がいい。
 結局世代に関係なくみんな少年少女が主人公の物語を求める気持ちが強いんですよね。
 大人の世界に対する憧れのなさの裏返しという気もして、ちょっと寂しくもありますが。
 なろうの異世界転生は(読者層を反映しているのかどうかはわからないが)20代以上が主人公の作品も多いけれど、それも結局は現実世界での成功を手にできず、まるで何かの"禊"のようにトラックに轢かれては、みんな異世界に旅立ってしまうわけで。世相、なんですかね。あるいは国民性か。自分はヤクザ映画とかピカレスクロマンも好きなので、良い年した大人が激情と欲望に任せてクズムーブするやつも良いものだと思う(どうせ俺はクズだという自虐と哀愁があるとなお良し)んですけど、まあ広くは受け入れられてないですよね。

 まあとにかく、スレ主はNo.3で『ハーレム物は、学校に通っている同じクラスの女子が好きな純粋な恋をしている男子ではなく、その先の恋愛渇望から生まれる欲望を望む男子向け』と言っているように、現状の流行がすでに10代向けではないのでそれに気づけっていうロジックでやっているので、銀魂みたいなエッセンス"も"ラノベに取り入れろみたいな「いまの執筆内容を変えろ」的な話はとりあえずしてないと思いますよ。
 あなたが10代だと思いこんでいるかもしれない対象読者はじつはおっさんですよ、っていう話をしているにすぎなくて、じゃあおっさんのオタクはどんなラノベを読みたがっているのかというところまでは結局踏み込んでない。
ライトなやつが読みたいのかもしれないし、ハードなやつを欲しているのかもしれない。それはわからない。そこまでは分析してない。
 あくまでNo.1で結論されているのは『10代の読者もいるので、わかりやすい文章で書く、という点は理解できるが、ターゲット層を10代だけに絞り、20代以上の年齢層の意見を無視するといった姿勢は明確に謝り』『ライトノベルでの主要ターゲット年齢層は20~30代』ということだけなので。

 ……ここから先は読む専氏にたいして言ってるわけじゃなくてこのスレにいる人たちの一部に対してのぼやきなんだけれど。みんな勝手な先入観で物を語りすぎなんじゃないかなって。結局のところスレ主が言ってるのはラノベ読者の中心は10代ではなく20代以上ってだけなわけよ。だったらさ、具体的にラノベを一番読んでいるのは10代っていう資料が手元にあるのでなければ「おっ、そうだな」で終わりになるべき話じゃないのか?
 まあ細かい突っ込みどころはあるよ?
 アニメの放送時間が深夜だからといってそれを子供向けでないと言ってよいのかとか、ラノベの主力購買層が本当に20代以上であることを直接示したデータはないじゃないか(No.1で示されているのはスマホ通販全体における利用者層の分布と、アマゾンは書籍の購入に最も多く利用されているというデータだけ)とか、なろうのR15タグや商業のエロラノベが10代を排除しているとは限らないんじゃないか(No.5参照)とか、ハーレム願望や転生願望を10代の読者がもっていないと本当に言い切れるのか(No.3参照)とかね。
 だとしてもラノベを主に買ってるのが20代以上で、結局新人賞を獲るためには20代以上に媚びる(※注:いわゆる大人っぽい、あるいは文学っぽい表現を多用するという意味ではないことに注意。また、20代以上の世代をリアリティを持って描写することとも一線を画す。あくまでラノベの流行の範囲内で20代以上の読者層の好みを正確に把握することを指す。)のが手っ取り早いんでしょ、っていうのは揺るぎない事実だと思うけどね。そのうえで10代にも読めるように書けたらそのほうがいいっていうのは当たり前の話。『10代でもわかりやすく読みやすい物を書くというのは、ターゲット層意識ではありません。/ただの常識です。』(No.3)とスレ主が断っている通り。リーダビリティが高いほうがいいっていうのは年齢層に関係なく当然のことだから。
 で、じゃあ結局みんな何が不満なんだっていう話。べつに"おれはリアルの10代に向けてラノベを書きたいんだ"っていうならそれは勝手にすればいい。売れ線じゃないかもしれないけど、自覚があってあえてやることなら周囲が止めるようなことじゃない。メインになる対象読者の年齢層が何歳だろうと作者には書きたいものを書く自由があって、ただしい状況分析を踏まえた上で好きにすればいいだけの話なのに、スレ主に一体何の反論をする必要があるんだ? ということ。
 何もないでしょ。「おっ、そうだな」で終わりでしょ。あるいは「マジかよw」と思ったかもしれないけどラノベは10代が一番読んでますっていう根拠、具体的な反論は結局誰も出せなかったでしょ。つまり"そういうこと"なんだよ。

上記の回答(ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 1 投稿日時:

人の意見に横槍は入れまいと思ってはいたのですが、一度だけ失礼させて頂きます。
この議論に対するあなた意見に反論するつもりは特に無くてですね、それは「おっ、そうだな」という形で受け止めさせて頂きます。といいますか、この議論にそのネタを使われたのはナイスユーモアだと思いますよ。

ただ、後半のぼやきというのは正直このスレに関係ないですし、もとより質問者様は「いかがでしょうか」と意見を尋ねていらっしゃる訳ですから、我々にも意見を述べる権利はあるかと思います。

あなたが本当に、質問者様の意見を「おっ、そうだな」と終わらせるべきだと思っておられるのならば、どうか我々の意見もその一言で終わらせてはいただけないでしょうか。

私自身がこうしてこの議論に関係ない発言をしている事は、自身の忍耐力不足として深く反省しております。
此度は失礼な横槍を入れてしまい、申し訳ありません。
あなたの発言から学べることは沢山ありますので、あなた自信とその意見を批判する意図はないと、ご理解下さい。

カテゴリー : その他 スレッド: ライトノベルでのターゲット層について

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元記事:三人称におけるカメラを向けた相手の心理描写について

視点移動についての疑問です。
現在三人称で小説を書いているのですが、視点移動がタブーという話を聞きました。
三人称というカメラが映している人間の心理描写を、カメラで映す人間を変えて何人もやっていいのか気になり、相談させていただきました。
説明が下手で申し訳ないのですが、具体的に言うと、男、女の2人が同じベッドにいるとします。男をA、女をBとしたときに下記の例文のような描写の仕方をしていいのか気になりました。

朝日が差し込むベッドの上でAはBの穏やかな寝顔を見つめていた。緊張から一睡もできなかったAはぐっすりと眠るBの幸せそうな顔に少しばかりの恨みとそれを大きく超える愛おしさを感じている。頬に軽く唇を触れさせ、優しく髪を撫でると、触れられたことに気が付いたのかBの目がうっすらと開いた。
「おはよう、B。よく寝れた?」
「おは……、っ!?」
一緒に寝ていたことをすっかり忘れていたのかBの目が大きく開く。ぽやぽやとした眠気が一気に吹き飛ぶのを感じたBは、羞恥心からベッドを飛び出し勢いよく平手を振りかざした。

この場合、Aの恨みと愛おしさという心理描写した後、会話文を挟んでBの眠気の吹き飛んだ感覚や羞恥心を描写するというように、カメラがAからBに移るのですがこのような視点の変わり方をしてもいいのでしょうか?

そもそも三人称でこのような心理描写をしていいのでしょうか、その人物しかわからない心理を描写してしまったら一人称になってしまうのでしょうか。

上記の回答(三人称におけるカメラを向けた相手の心理描写についての返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 1 投稿日時:

三人称は基本的に何でも書けるのが強みですからね。
いくら視点移動してもそれ自体は問題ありませんし、例に出して頂いた文も不自然には感じませんでしたよ。
ただし重要なのはその文の前後がどうなっているかです。
まぁ、例として出して頂いただけなので、前後も何もないと思いますが、その例が「小説全体の一部」だと仮定して考えます。

三人称視点では「主人公主体」だとか、「色んなキャラ視点」だとか、「誰にもつかない」だとか、まぁ色々ある訳ですが、例ではおそらく「色んなキャラ視点」だと思います。
特に主体となるキャラは決めず、色んなキャラの心情を書き出すことのできる手法です。
それ自体は一つの方法なので、何一つ問題ない訳ですが。
ただこれが、「最初はAが主体だったのに、いつのまにかBが主体になってる」だとか、「Aが主体だったはずなのに、なんか色んなキャラの心情書き出しまくってる」というようなことになってはマズいのです。
どういうことかというと、視点が映ってるのではなく、「ブレてる」のですよ。書き方が根本から変わっちゃってるんです。
三人称視点における視点移動のタブーは、単発的に視点移動することではなく、長期的に視点が変更されてしまうことです。
だから、例自体は問題ないけれど、「その前後の視点移動が同じようなやり方でされているか」ということが重要になってきます。
例のような場合を書きたいなら、その前後をちゃんと同じように「色んなキャラ視点」で統一すれば大丈夫です。

視点が変わってしまう原因の多くは、例のようなキャラが複数出てくるシーンです。
今までAを主体で書いてきたのに、Bが出てきて、そいつの心情を書いたせいで、Bが主体の文に変わってしまっていた。というようなことはありがちです。
最初に書き方を決めて、それをぶらさないようにしましょう。

ちなみに、その視点の長期的な変更、つまり「A主体からB主体に変える」みたいな事は、シーンごとにやってしまえば大丈夫です。
小説って全部一括して繋がってる訳じゃないですよね。どこかでシーンが移ったりしてます。
そのシーンごとになら、主体となるキャラ、なんなら三人称視点から一人称視点へ変えてやっても全く問題ないです。
このシーンではAの一人称で、また別のシーンではB主体の三人称で、その次のシーンでは誰にもつかない三人称で………って事。
SAOでは主人公のキリトはほとんど一人称視点で書かれてますが、キリトが出てこないシーンはだいたい三人称です。
書き方っていうのは、小説全体の中でも「ひとまとまり」ごとに統一すればOKです。
ただ、変えすぎると、書いてる側も読んでる側も疲れます。1~3パターンがちょうどいいでしょう。カゲプロみたいな群像劇なら、1巻に7人分くらい視点がありますけどね。

まぁ、細かい書き方みたいなのをいっぱい書きましたが、視点なんて結局は感覚です。慣れてくれば、あまり考えなくてもまとまった文が書けるようになります。
描写が上手い人(有川浩先生とか)は、三人称視点の中に一人称ぶっ込んでもいい文を書けます。むしろそれが読みやすいくらい。
書き方も一応あるんですけど、慣れてくれば自分のやり方にしていって大丈夫ですよ。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 三人称におけるカメラを向けた相手の心理描写について

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元記事:登場人物の名前に気をつけるべき所で

 こんばんは臼田(usudaisranove)です。 文章はそれなりに進んでいるのですがなかなか登場人物の名前が上手いように決まらない事が続いており今回は名前に関して少し質問をさせてもらいます。

 ここ数年現実の日本で自分の子供に対していわゆるキラキラネームが流行りだしており日本人として生まれながらもまるで外国人のような名前やアニメに登場するキャラクターかのようなものが誕生しています。
 そういう名前をつける親もどうかしてるとは思いますがこれはラノベの登場人物にキラキラネーム風をつけようとする作者にも同じような事では? と思いました。

 ラノベはターゲット層が中学生~高校生であり現代の読者の中にもキラキラネームをつけられてしまった人もいるでしょう、しかし登場人物がキラキラネームばかりではそこで見るのをやめてしまうと思います。
 普通すぎる名前だといまいち印象残らないですし逆にインパクトある名前にしてしまうとキラキラネームだと思われてしまう、現在そういう状況です。

 皆さんは登場人物の名前をつける時にはどういう工夫を練っていますか? お願いします。

上記の回答(登場人物の名前に気をつけるべき所での返信)

投稿者 ぱなとみっく : 0

別に気にしなくてもいいと思いますよ。
西尾維新とか 鎌池和馬なんかキラキラネームなんかとは違う意味でブッ飛んでいますけれど多くの読者から支持されて売れていますから。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 登場人物の名前に気をつけるべき所で

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投稿日時:

元記事:小説の冒頭、説明を後回しにてどこまで書くといいのか

小説の大筋が決まって、今はプロット(構成)を作っています。

冒頭〜本編開始の流れは下記のようになっています。
なお、世界はよくある中世ヨーロッパ風異世界で、悪役令嬢ものです。
主人公は20歳くらいの魔法使いの貧乏令嬢です。

1.顔見知りの男性(以下A男)が、ある要人の暗殺計画について話している場面に偶然出くわす。
 A男は暗殺計画がバレてしまったことに焦るが、下手に誤魔化すよりは、と説明する。
 A男はレジスタンスAに所属しており、今回の暗殺計画はレジスタンスBと共同である。
 なお、主人公の両親が要人のせいで殺されたことを調査済みである。
 だから今回の暗殺計画は静観してくれ、と頼まれる。主人公にとっても仇が死ぬことに異論はないだろう、と。
 主人公はそれを了承する。
 主人公はレジスタンスAの基地で、暗殺完了まで監視されることになる。

2.暗殺は成功するが、A男はレジスタンスBに裏切られ、拘束される。
 レジスタンスBのメンバーが、A男を人質に取ってレジスタンスAに無理な要求をする。
 その要求は到底、受け入れられるものではない(A男以外全員自死しろとかそのレベル)。
 このレジスタンスBメンバーはA男と因縁があり、逆恨みでA男を殺そうとしている。
 すぐに殺すのではなく、ショーのようにレジスタンスAに向けて実況中継する。
(良い返事がないなら、A男を5分後に殺すぞ。A男は涼しい顔をしているが、その顔が泣き顔になるまでもうすぐだ、とか)

3.主人公はA男を助けようとするが、レジスタンスAはA男を見捨てるように言う。
 実は主人公は特殊な力を持っており、それはレジスタンスAがずっと探していたものだった。
 A男は死んでも替えはいるが、主人公はそうではない。だから見捨ててほしい。
 A男もそれを望むだろう(実際に、A男はそれを望んでいる。)
4.主人公は迷うが、A男を助けに行く。
 なぜなら、主人公は10人がかりの魔法を1人で発動できるほど超強い魔法使いだから。このレベルの魔法使いは、二人といない。
 瞬間移動系の魔法もあるし、きっと何とかなるだろう。
5.結果、A男の救出作戦は成功する。
↑冒頭
↓本編
6.主人公とA男の出会いは半月前……

質問ですが、冒頭ってインパクトが大事ですが、その分説明は後回しになります。
説明が足りなさすぎると「何で???」がずっと続いて、せっかくインパクトある話なのに頭に入ってこない場合があります。
私が危惧しているのがそれで、「主人公は命をかけてA男を助けに行って救出成功する」という展開自体は緊迫感があって良いのですが、同時に「何で知り合い程度の男のために命をかける??」という疑問が常にあると思います。
一応、冒頭の中では「主人公が(戦闘経験はないけど)世界一レベルで超強いから」という理由が提示されています。
(本編では、もっと混み入った事情を提示しています。)

冒頭の一括りとしては「A男救出成功」までがワンセットだと思っていますが、
読者が「いや、命かけるか???」となって読み進められなくなるくらいなら、A男がピンチになる所で終わって、
本編を読んでもらった上で「それなら命かけて助けに行くよなぁ」と納得した上で主人公が助けに行った方がいいのかなと思ったり……。

冒頭について、どこまで書けばいいのか、逆に追加した方が良い情報などありましたら、アドバイスいただけますと幸いです。

なお、なろうに投稿する予定です。

上記の回答(小説の冒頭、説明を後回しにてどこまで書くといいのかの返信)

投稿者 サタン : 2

そういうのは説明するんじゃなくて描写するんやで。
パッと見の私見だから見当違いかもしれんし適当に流してくれていい事だけど、
例えばココ。
>4.主人公は迷うが、A男を助けに行く。
迷わないほうがいいと思うかな。
迷うってのは、まあ自分の安全と天秤にかけるとか助けると逆に迷惑になるとかいろいろ理由は考えられるし普通で理解できることだけど、 助けない選択はない といっそ不自然なくらいに思い切ったほうが読者は「何か事情があるんだろう」と思える。
「命をかけて助けに行く事情」は語られてないけど、そういう事情があることはわかるでしょ。

そんで、「なんで?」という読者の疑問は、物語の中の登場人物に言わせてしまえばいい。
つまりはA男に「なんで助けに来たんだ、命を賭けてまで」と、読者が思ってるだろう疑問を言わせてしまう。
そうすると、読者としても 作者は考えなしでやってるわけじゃないんだな と思えるので、その場で主人公が回答するも答えを濁すも、あるいは追手もあって話が中断されて答えられないとしても、登場人物も同じ疑問を持ってるって点で安心できる。

だから、
>「いや、命かけるか???」
この疑問もレジスタンス仲間の誰かに言わせてしまえばいい。「貴方に言う必要はない」とスルーちゃってもいいし、作者はその疑問を把握してると意思表示する意味が大きいから。
それでも強行する、事情は語られないけど全てわかったうえでの行動・展開です、と理解できるので、なら作者はあとあとちゃんとわかる展開を用意してくれるだろうと思える。

ただまあ、ここまでやりすぎると、この「なんで助けるん?」ってとこが注目されすぎちゃうから、冒頭のラストでとりあえずの回答でも用意しておかないと読者の期待に添えなくなっちゃうかもしれんので、助けた後にワンフレーズで次の展開に興味を植え付ける何かがほしいね。
例えば「貴方に死なれると困るのよ」とかその程度でもあれば「なんで困る?」と、明確な回答(事情の説明)はしてないけど疑問の内容が「なんで助ける?」から「なんで困る?」に変わるので、次の展開に引っ張れる。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 小説の冒頭、説明を後回しにてどこまで書くといいのか

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投稿日時:

元記事:ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきか

たまにこちらにお世話になっております、半額オソーザイと申します。

1作目が書き終わり一次落ち前提で公募に投げ込んで、次作をボヤッと考えている状況です。
1作目は自分の趣味を入れ過ぎちゃったなと反省したので、次はちょっと流行に乗ってみようと恋愛ものを書きたいと考えております……が、

恋愛ものって、どう書くんだ!?

という初歩的な壁にぶち当たっています。
そもそもライトノベルというジャンルにおいて「男女間の愛」というテーマって、真正面からぶち当たったらかなり重い話になると思うんですよね……(それが十代後半の時期なら尚更、自己の内面とも向き合うことになるでしょうし)。男視点で10書かなければならないことがあれば、女視点では100書かないといけないことがあるとも思っちゃいます。
そのうえで「現実」を書くと重々しくなるので、ある程度の「理想」で濁して書くべきとは思うのですが……。

・どこまで「現実」で、どこまで「理想」であればいいのか。
・恋愛要素がないことが、どれだけ公募の受賞において不利に働くのか。

もちろんレーベルやその時々によると思いますが、自分よりもはるかに経験が豊富な皆様からの意見をいただきたいと感じ、質問いたします。

上記の回答(すみません、№12への返信をもう一度)

投稿者 あまくさ : 0

先に書いた№15・16は言葉足らずだったので、スレ主様の№12への返信として改めてもう少し詳しく書いてみます。

>あ、でも具体的なネタはわりと決まっていたりするんですよね。いくつかの候補が頭に浮かんでいるので、ちょっとこねくり回して何が一番面白そうか……ああ、違うな、なにが一番マシか……って感じで考えています。
>ただその中で「やっぱ子供は欲しいよね」とか「誕生日プレゼントで悩んでしまう」とか「ちょっとした言葉の間違いで喧嘩になる」とか、現実でもあるよねーって展開を入れるかどうかで悩んでいるという感じです。

「やっぱ子供は欲しいよね」「誕生日プレゼントで悩んでしまう」「ちょっとした言葉の間違いで喧嘩になる」などを入れるかどうかは、プロット上必要かどうかで決めるべきかと思います。これらのプロット上の用途としては、例としては、

1)「やっぱ子供は欲しいよね」

子供がほしいって話がでるからには、普通は結婚を前提に考えているということですよね。二人の関係がそこまで意識した交際ならそんな会話になるのも自然なので、描写の一つとして入れてみるのもありかと。
あるいは単なる描写にとどまらず、

1a)「子供」というキーワードを、ストーリー上重要な何かの展開(なんでもいいです)に繋げる呼び水にする。

1b)二人の恋愛観の違いからすれ違いが生じる、などの展開に繋げる。

など。

2)「誕生日プレゼントで悩んでしまう」

プレゼントに何を選ぶかで、二人の現状、今後の進展の予感などを表現する。

3)「ちょっとした言葉の間違いで喧嘩になる」

喧嘩エピソードは、二人が互いへの理解を深めて一皮むけるきっかけ作りなど、けっこう効果的なツールです。

上記はあくまで例ですが、こういったエピソードは漠然と現実的だから入れるのではなく、ストーリー上の効果や意味を考えて決める方がよいと思います。

   *   *   *

>リアリティって個人の価値観にすごく寄っちゃうんだと思っています。たとえば恋愛経験豊富な人からしたら、甘いシチュエーションでもそんなに理想だと感じないかもしれませんが、恋愛したこと無いって人からしたら十分に理想だと感じる……的な。

恋愛経験豊富な人。
恋愛したこと無いって人。

そもそもスレ主様の読者はどちらだと思いますか? 読者イメージを固めて、その人に何かを伝えるつもりで書いてみるという方法もあります。
受け取り方が違う読者を想定して、両方に響く作品を書こうとしても無理な話です。どちらかに絞るのが常道かと。なので、

>そんなこと関係なく、関係性をどう描くかに焦点を当てたほうがいいんでしょうか……。

関係なくはないですが、使い方を間違えないように。

で、ここまでは内容の話なんですね。
読者イメージや内容を固めたとして、それを小説のストーリーとして展開するためにプロットが必要なわけです。このプロット段階で、恋愛ものは二人の関係性の推移を意識すると作りやすいように思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきか

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