単刀直入に言うと、別にどっちのやり方でも長編は書けます。
とはいっても、多分悩んでいらっしゃるのは「どっちのやり方もピンと来ないよ」という事でしょうから、これじゃあ回答になりませんよね。とりあえず、どちらでも書ける、という事を前提に話を進めるって事で。
>キャラクター
を考えようとすると無駄にたくさん増えてしまいます。
むしろ何が駄目なんでしょうか?
僕も作品つくる時、キャラめちゃくちゃ沢山考えちゃいますよ。
でもいいじゃないですか、後で削れば。
初心者の方は魅力的なキャラをつくろうとするから、上手くつくれないんです。だって何が魅力的か知らないんですから。
でも、自分が作ったキャラ達の中から、1番魅力的な奴を選ぶ事くらい、誰だって簡単にできますよ。
もちろん本当に良い作品をつくろうと思ったら、最初から本気で良いキャラをつくりにいきます。でも、何が良いのかわからないんですから、最初は「1番マシなのを選ぶ」っていうやり方くらいしか無いでしょう。細かい勉強や研究は、馴れてからで十分だと思います。
だから、つくり過ぎなくらいキャラをつくっちゃっても、物語で1番輝きそうな何人かを選べば大丈夫です。
むしろ沢山つくってキャラづくりに馴れちゃって下さい。
>ストーリー
を考えようとするとどうしても行き詰まる。
これ、結構重要なんですけど、読書って好きですかね?
沢山物語を読んでいれば、物語について大体わかってきますよ。
それで、大体わかってきたら、つくり方。
ストーリーっていうのを超ざっくり言うと、
物語がはじまる。
↓
主人公が目的をもつ。
↓
目的を達成する為に頑張りはじめる。
↓
色んな困難を乗り越えてく。
↓
目的達成目前。最後のひと押し。
↓
目的達成。
こういう感じです。
「↑のような物語のつくり方を意識する」
「いっぱい読書をして物語のイメージをつかむ」
そして、
「無理矢理でも最後まで書ききる覚悟を持つ」
この3つがあれば物語は書けます。
そりゃ、これだけで良い物語が書ける訳じゃありませんが、酷な話、完全な初心者が「良い物語」をつくるのはほぼ無理です。
だから、躓いてもいいから書き切っちゃいましょうよ。
僕が初めて書いた作品は長編でしたよ。そりゃあもう酷い出来栄えでした。
でも、あの時無理矢理でも書き切ったからこそ、そこから成長していくことができました。
だから、書き方が大体わかったら、まず完成させましょう。そこからまた勉強しては書いて、勉強しては書いて………と続けていけば、成長はできますよ。
さて、結局どっちからつくるほうがいいのか、ですが、もう本当にどっちでもいいです。
だって、キャラからつくった時と、ストーリーからつくった時の違い、わかりますか?
多分初心者なら、どっちからつくったところで、結局「両方完成してから、組み立てる」っていうやり方をすると思うのですが、どうでしょう。どっちからつくっても変わらないじゃないですか。
順番が違うだけです。
もちろんこの順番、馴れてきた人からすれば、凄く重要なポイントなんですけど、創作初めてなら、あまり関係ないと思うんですがね。
それでも順番にこだわりたいのなら、それはそれで良い事だと思うので、この意見は無視して頂ければと。
もちろん、最初はどうあれ、ゆくゆくはこだわっていけると良いんですが。
と、いうように、結論を述べますと、
キャラはつくり過ぎても後で削ればいいです。その中から1番良いのを選んで下さい。
物語は、つくり方を知らないとつくれませんが、じゃあつくり方がわかったから良い物語が書けるのかというと、そんな事はありません。
最初はとにかく書き切って下さい。
そして、順番は人によって違います。気にしない人もいれば、こだわる人もいます。そして個人的には、初心者が気にする必要は無いかと。やりやすいほうでOKです。
初めての創作で重要なのは、思い切ってやり切ることですから、まずは今のままでも、やってみて下さい。
ここにはあえて技術的な事は書きませんでした。
まずは経験。(というか、体験?) 創作が終わってから、また興味が出たのであれば、技術的な事も調べてみて、上達を目指して下さいね。
長文失礼しました。