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テーマに飲まれていると感じさせないための技術の返信の返信の返信

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テーマに飲まれていると感じさせないための技術の返信の返信(元記事)

 サタンさん暖かいアドバイスをいただきまして、ありがとうございます。
 色々励ましの言葉もいただきまして、嬉しかったです。

 さてまずは、頂いた指摘をまとめさせていただきます。

指摘点
・後輩とか使えない先輩など、中途半端に登場させたせいで、ストーリー上の役目がを果たすだけになってしまっている。
・患者との交流がほぼ無いため、ラストで主人公が感傷に浸ってる部分に共感できない。どっちかと言えばテーマのほうに共感した。

アドバイス
・2話目で美人後輩視点で使えない先輩から指摘されて主人公を誤解してディスってしまったと悩んで誤解が解ける話を書いて、3話目で使えない先輩視点で主人公の人間性と自分もまた誤解していた的な内容で総括すれば、先輩と後輩を主人公の過去話の兄と妹になぞらえて、こっちも回収出来て収まりよく〆られると思う。
・先輩後輩はモブ化して患者さんとの交流を増やせば解決する。物語構造的に言えば、クライマックスやオチの部分から逆算してそこに共感が集まるよう演出のチョイスをするべきではないか、

→ご助言ありがとうございます。
 なるほど。すごくわかりやすいです。
 つまり中途半端になってしまっているわけですね。
 これは他の感想でストーリーラインが二つあると指摘されたのですが、そう感じさせた要因だと思いました。
 どちらかを選ぶなら、やはり僕は患者との交流を増やす方法を取りたいな、と思いました。クライマックスやオチの部分を逆算してうまい凹凸を作れたら掌編としての完成度が格段に上がりますね。……うまくいくかは、書かないとわからないのですが。

 厚かましくお願いするのですが、今回の話であれば、サタンさんならクライマックスとオチの部分を逆算してどうやって共感させるのでしょうか?
 お時間のある時に返信していただければ幸いです。

 お時間をいただき、ありがとうございました。

テーマに飲まれていると感じさせないための技術の返信の返信の返信

投稿者 サタン 投稿日時: : 2

>どうやって共感させるのでしょうか?
最終的に患者が亡くなって、そこで主人公は答えを得るわけだから、そこに共感を集めたい。
あくまで御作を土台にさせてもらうけれど、この話は「優しい人」あるいは「優しい人はそう言わない」ってセリフがキーになってる。
シンプルな構成を見ると、キーを序盤で提示し、それについての一例や関連した出来事などを置いて、最後に回答を置く、という構成。
問題提起、一例、結論という流れ。
この結論の部分に共感を集めたくて、その結論のキーになってるのは患者の言葉あるいは存在だから、問題提起も一例も結論も全部の中心に患者を置くべきかなと考える。
問題提起と結論の部分は言わずも患者が中心にいるから、やはり問題は一例の部分で、御作では先輩や後輩を出して「誤解」というテーマの例を示していた。
ラストは患者が亡くなり患者の言葉を胸に仕舞う主人公の図だから、主人公の次に患者の存在感を出していきたい。
なので、私は前回の返信で「患者との交流」と表現したけど、この部分の中心を「先輩後輩」ではなく「患者」にすべきだろうと思う。
ただ、患者は主人公に対して肯定的なので、ここに誤解のテーマは入れにくい。
なので、先輩後輩に患者と関わってもらい、あくまで患者が中心になるようにして、それ以外は御作の流れをそのまま使う。
例えば、先輩が雑に扱ってしまったのがこの患者で、先輩が主人公を手伝いに来るけど主人公は先輩に別の仕事を頼んで患者から遠ざける。それを見ていた後輩がーーとか。後輩は主人公を手伝うけど、患者にわからない程度の皮肉を言いつつ、雰囲気を察した患者が何か言うけども誤解は解けず、とか。先輩が主人公にお礼を言いに来たのは患者にそう促されたからだったとか。
基本的には御作そのままで「一例」の部分に患者を絡ませただけの感じかな。
先輩後輩が主人公に対して何かアクションを取るその切っ掛けになってるのが患者の存在だって形にすれば患者自身はあまり主張せず話の中心に置けると思うので。

序盤で患者がキーになる言葉を口にした以降は患者は出てこないってのが、逆に「その言葉について考えてる」って表現にもなってると思うので、ズケズケ言った上でずるい答えだけど、作者が表現したいもの次第で演出は変わってくると思う。
御作の場合は先輩後輩の色が濃いだけで、物語として形になってるし、第三者がとやかく言えるようなレベルではないんじゃないかな。
私ならこうする的な事は書いたけど、患者を中心にしたら主人公の話ってか患者の話になりかねないし、形が変わっちゃうと思う。形が変わらない程度に患者の露出は上げずでも中心にあるように……と掲示板で咄嗟にではちょっと抽象的に曖昧な感じでしか表現できなくてすまないけれど。

そもそも、先輩後輩の話が中途半端って言ったけど、時間を置いてよくよく考えりゃテーマが誤解だし、誤解が解けない人物がいるまま終わるってのも正解なんじゃないのかなぁ、と思い始めた。
その場合はラストの霊安室に後輩もいて、何か一言いって去っていく、みたいな感じのを追加すれば中途半端感はなくなるか、やでもラストの霊安室に後輩いたら台無しな部分もあるんかなぁ。
自分ならって話だけども、やっぱ作者でないと判断ができないです。別物になっちゃいそう。
先輩に「誤解されやすい人」というテーマを添えて、後輩に「誤解しやすい人」というテーマを添えればまとまりよくなると思うけど(現状でそんな感じになってるとは思うが)、これを強く意識するとこのサイズのショートには収まりきらなくなる気がするし、だとすれば短い中で作者はよくまとめたと思う。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: テーマに飲まれていると感じさせないための技術

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