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テーマに飲まれていると感じさせないための技術の返信の返信

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テーマに飲まれていると感じさせないための技術の返信(元記事)

ふじたにさん。その説はすいませんでした。
コメントをいただき感謝しております。

さっそくコピペされたアドレスを開いて、読んでみました。
しかし選評だけではわからず、せっかくふじたにさんが勧めてくれたのになんか悪いなこれじゃあ、と、とりま最終選考作品全部読ませていただきました。

・片思い同盟
→同性に片思いするヒロインと、そのヒロインを好きな男子という、今時の、鉄板の三角関係の構図が光る作品でしたね。いや、ほろ苦くも熱い失恋模様がしっかりと描かれていました。

・形代の恋
→選評では文章とか小説のレベルは高くないとか言われてましたが、それでもこのラケンの投稿室の中では上位クラスの文章力だし、小説のレベルでしたね。今はおれのせいでいなくなりましたが朝行灯さんあたりならこの文章よりは上かな。
 たしかに、わかりにくいところもあったのですが、亡くなった奥さんの記憶を持つガイノイドの苦悩をしっかりと描きつつ、最後は相手のご主人もそのガイノイドのためなのかアンドロイドとなって共にいることを選ぶというストーリーは、なかなかのインパクトがありました。

・林ちゃん
→作中に一切登場しないヒロインを常に追いかける話でしたね。朝井リョウの桐島部活やめたってよ。を思い出しました。作中に一切登場しないのに、そのヒロインを思い焦がれる主人公が切なく、はやく見つけてくれ、と願っているうちにエンドでした。なんでや、ここまで読ませて殺生な、とおもいました。それがいいんでしょうけどね。

・紫の家
→ひたすら怖い。最初はめっちゃいい人やんこのママさんとほのぼのと読んでいたら、いきなり叩きつけられる恐怖に打ち震えました。こわっ。優しさには裏がある、そんな言葉が思い浮かびました。ホラーといっても、人間の怖さ、みたいなホラーですよね。良い人だったんだ、って思い出す話かと思ったら、良い人だと思っていたのに……一生思い出したくない話だったとは。そういう驚きのある話でした。

・パッチワーク
→一生忘れない友達の話だな、と思いました。
 作中に出てくる主人公も、自分が生まれ育った町が嫌いで、閉塞感みたいなものから抜け出したい気持ちが描かれていましたね。これは僕も、すごく同調してしまいました。僕自身、そう感じる環境に育ったので。
 そんな主人公がみつけた秘密の場所。
 閉鎖された旧図書館。
 そこにたまたま居合わせた、はぐれ者の彼女。
 
 もう、この構図完璧じゃないっすか。
 秘密の花園がまっさきに思い浮かびましたね。きっと作者も意識したに違いない。いやそうだといいなあ、という僕の偏見ですが。

 とにかく好きでしたね。彼女の危うい性意識の底にある諦観が悲しい。悲しいけど、そこには継ぎはぎだらけであっても彼女にしか持ちえない美しさがあって。そういうものをしっかり描けている作品でした。
 描写力はまさに圧巻の一言でした。いやよかった。

・ミステリ小説を後ろから
→僕は一番すきでしたね。なにより、一番僕のイメージに近い「ラノベ文芸」という感じ。他の作品はライトすぎたり、文芸より過ぎる感じがしますけど、この作品だけ中間。まさにラノベ文芸という感じでした。

 主人公があっさりと好きな人を更新していくところ。女性心理の面白さがあって、僕としては醍醐味でしたね。えげつねぇ。でもそういうところがいいんですよね。男とは違い女性って理性じゃなくて、本心で考え行動できるところまじすごいと思います。憧れみたいなのがあるんですよね。僕はどうしても頭でっかちになって、そういう本心みたいなの鈍いので。

 とまぁ、読書しただけなんですが、総じて、「うん、文章力たけぇ」という印象でした。描写が細かく、具体的で、ラノベとはやっぱり違いますね。色々まだレベルが違うと思い知りました。教えていただきましてありがとうございます。

 ところで、関係ないんですが、コバルト文庫のホームページを開いたら「炎の蜃気楼」がアニメ化するとか出てきて、なつかしさに発狂しそうになりました。たぶん僕が初めて触れたラノベですよこれ。小学校の高学年あたりだったなぁ。調伏とかめっちゃかっこよかってん。そうか、アニメ化したんか、と嬉しくなっちゃいました。

 は。関係ないレスをしてしまいすいませんでした。l
 ではまた機会があれば。

テーマに飲まれていると感じさせないための技術の返信の返信

投稿者 ふ じ た に 投稿日時: : 1

作品を読んでみましたー。
最初、さらっと読んだときは、介護の描写が上手いですねって思ったのと、誤解が解けて良かったねって思ったくらいでした。
誤解されていた主人公の立場に変化があり、まとまっている印象でしたよ。

ただ、ざまぁ系という感想を見た後に気づいたんですが、主人公の優しさを際立たせるなら、「気まずそうに肩をすぼめる同僚の女の子。」をそのまま放置しないで、フォローした方が良かったかな?って思いました。後輩を落としたままで終わっているので、それがざまぁ的に映る可能性があるかな?って思いました。
主人公が後で後輩をフォローしているかもしれませんが、その場面では「相手を気遣って誤解を解かなかったけど、逆に気まずくさせて申し訳なかった」的な思考がないんですよね。
相手がどう受け取ろうと関係ない、自己完結している主人公だって言われればそうなんですけどね。

あと、報われるのは最後だけで良かったのかもしれないっていう説明も、言われてみればそうかもって思いました。柳沢さんの前に誤解が解けていると、柳沢さんの効果が薄れる感じになってしまうかなと。また、主人公上げ(誤解が解ける、柳沢さん)が二回になりますし、主人公が何もしなくても先輩が謝罪してくるので、主人公にとってご都合的という印象が強くなるかもしれません。
ざまぁも主人公上げも、そういう作風が好きなので、私は特に違和感を覚えなかったんですけどね。

コバルトさっそく読まれたんですね。早いですね! 私はまだ全部読んでないです(^_^;)
みなさん描写、上手いですよねー。

過去の回の選評も見れるんですけど「こういう風に書いた方がよい」っていう指摘もたまに見かけるので、書き方を学べる機会にもなっていると思いました。

初めてのラノベが炎ミュラだったんですね。私は高校生くらいに借りて読んだことがありますよ。面白いですよね。

ではでは、失礼しました。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: テーマに飲まれていると感じさせないための技術

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