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日常と非日常の配分についての返信

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日常と非日常の配分について(元記事)

お初にお目にかかります。私おでぶは約半年前になろうを書き始めたのですが、ラノベのラの字くらいしか理解せずなろう描き始めた為、約5万字の黒い線で構成された駄作中の駄作しか作り上げられませんでした。漸く無知の無知を脱却しプロットやら設定やら色々考えて先日筆を持ったのですが、またもや約5万字の時点で私の前に壁が現れました。所謂日常パートと呼ばれる話が2話のみという、硬っ苦しく緊張の続いている文ばかり。手元にあるラノベを開いてみればどちらかというと日常パートの文量が多く、戦闘描写などのシーンはここぞと言う時のみ。
ここで質問したいのが、日常と非日常の割合、また1話の中で日常パートと非日常パートを混合させるのか?等の、執筆中に考えていることをお教え頂きたいです。

日常と非日常の配分についての返信

投稿者 サタン 投稿日時: : 3

まずは、日常パートという概念がおかしい。
そもそも「日常パート」なんて言い方が当てはまるのはアダルトゲームなどのゲームシナリオくらいなもので、ゲームシナリオというのは一人で制作することもあるけど基本的に商業ベースのものは複数人で書いていて文字通り「パート」ごとで分かれる。
つまり、選択肢によって展開が変わるのでプレイヤーの選択次第でその「シーン」が前後することがある。
このため、パートごとに管理するので「日常パート」などでまとめている。

小説の場合は、まあ小説でなくとも当たり前のことだけど、例えば戦闘をするにしても「どうして戦闘するに至ったか」という道筋を読者に提示しなきゃ戦ってる理由がわからないので、それを書く必要がある。
だから「戦闘前にそういう戦うまでの過程」が書かれているだけで、これを指して「日常パート」とは言わない。
こうしたシーンは「日常」を書けば良いわけではないから、「日常パート」などと考えているとまず間違えると思う。

>日常と非日常の割合、また1話の中で日常パートと非日常パートを混合させるのか?
完全に、物語次第です。
というのも、これは構成の話だと思うので、その物語のコンセプトに強く依存する話だと思います。
例えば、戦闘シーンをクライマックスに配置して非日常を盛り上げつつ日常からのシフトと敵を倒して日常へと戻る流れで一段落させるって形であれば、メインの戦闘は当たり前だけどクライマックスに一個置くだけです。
その「クライマックスの戦闘」に至るためにどうシフトしていくかってのを組み立てていきます。
これは割と王道な展開だと思うので、好きな作品を読み直してみて、今度は「メインの戦闘」を意識しながら序盤中盤の構造を紐解いてみてください。
ほぼほぼ「なぜ『メインの戦闘』をするに至ったか」という道筋が書かれている展開になっているはず。

で、おそらく、スレ主さんのお悩みは、その「なぜ戦闘するに至ったかの道筋」を「日常シーン」で書くべきか? という疑問に置き換えることもできると思う。
でも、これも完全に物語のコンセプト次第。
例えば「ヒロインと出会ったことで主人公の日常は非日常へと変わってゆく」みたいな帯がついてる漫画でもラノベでも読んだとして、実際その作品で「主人公の日常」が描かれてるのは最序盤だけで、あとは息をつく暇もない戦闘の連続っていう構成もある。
あるいは、例えば「正体がバレないように魔法少女をやって悪者をやっつけてます」って感じのストーリーであれば、基本的に各話毎回物語の半分くらいは「主人公たちの日常」が描かれている。

基本的には、スレ主さんが「日常パート」と思っているものの正体はこうした「戦闘するに至った理由、その道筋」であって、別にそれは「日常シーン」ではないんですよ。
また、一見して「戦闘するに至った理由」には思えないまさしく「日常シーン」らしい場面があったりもするけど、
それというのは、
例えば「楽しみにしていた文化祭に敵がやってきて台無しになってしまう」というお話を書く場合。
その敵との戦闘が始まる前に「文化祭をどれだけ楽しみにしていたか」「みんながどれだけ頑張ったか」「文化祭にどういった思いがあるのか」といった事を読者に伝えておかないと、「敵がやってきて台無しになった」という展開の「台無し」感が伝わらないですよね?
だから「主人公とヒロインは文化祭では問題事を起こさないと約束する」という日常シーンに見える場面を書いたり、「友人が転向することになって最後の文化祭だから、思い出に残る演劇をしようと張り切って練習する」という日常っぽいシーンを書いたり、その先にある展開のために「楽しみにしていた文化祭」っていう前提を強調しているわけです。

「強調する」ということは、そもそもその話で「書きたいこと」は何かってのを作者がよく把握してないと何を強調したらいいのかわからないと思うので、「日常パート」とか「日常シーン」とか漠然と曖昧に考えるのではなく、自分の作品でやりたいことを自分でしっかり理解し把握するってのが、大事です。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 日常と非日常の配分について

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