追記
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便利な設定の返信(元記事)
>おそらくそれが脚本術の本に載っていないのは事例が具体的すぎるからだと思いますが、
実際そうなので、こういうことはあまり一般化しようとしない方がよいと思います。
で、具体的な事例とは何かと言うと、物語の場合、要するに主人公に何をさせたいかということです。そこから逆算して、その目的に誘導しやすそうなきっかけを考えるだけです。
例えば、その地方を治めている王族なり貴族なりがいるとして、その一族にお家騒動があり、巻き込まれて苦しんでいるお姫様を助けるという感じの物語を書きたいとしますね。
ならば序盤にお姫様が敵対する勢力の差し金でトラブっているところに主人公が遭遇し、助力するというエピソードを作ればスムーズではないですか?
トラブルの内容は何でもいいわけで、例えばお姫様が重要な用件で別の貴族の領地に向かおうとしている途上、事故が起こって立ち往生してしまうとか。その事故が実は敵対勢力が手を回して起こしたことだったとすれば、
A)助力することによって、主人公はお姫様の信頼を得ることができる。
B)トラブルについてお姫様に事情を聞いたり、先の展開の中で調べてまわったりすることによって、事件の背景にあるお家騒動の詳細がわかる。
少なくとも、こういう一石二鳥が期待できます。
>「特定の展開を起こす際にどのような設定があると便利/不便なのか」「どのような設定があると起こせる事件の幅が広がるか」といったこと、もしくはそれらを考えつくには何をすればいいか、
1)特定の展開、イコール、主人公に何をさせたいのか? と考えてみる。
2)1に誘導しやすそうなエピソードを作る。そのエピソードは、きっかけとして1に軽く引っかかる程度でよく、それほど核心に迫るものでなくても可。
これだけだと思います。
こういうのを状況に応じて3分くらいでぱっと思いつく練習を、日頃しておくとよいかと。
追記
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0
再掲。
A)助力することによって、主人公はお姫様の信頼を得ることができる。
B)トラブルについてお姫様に事情を聞いたり、先の展開の中で調べてまわったりすることによって、事件の背景にあるお家騒動の詳細がわかる。
加えて異能力バトルものなら、トラブルが敵の特殊な異能力によって引き起こされたとすることもできますよね。それは、最終決戦の伏線にもなり得ます。