異世界の文明レベルの返信の返信
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異世界の文明レベルの返信(元記事)
異世界に転移して現代知識で無双する系は、その物語のコンセプト自体は異世界ブーム以前からあって、例えば現代の医者が江戸時代にタイムスリップして医学知識でSugeeeされたり、武力的な面で言えば戦国自衛隊みたいなのとか、そもそも戦国時代にタイムスリップすると「先の歴史を知ってる」ってアドバンテージがあるからそこを利用したつまり知識で無双する話が主でしょ? 転移先が「異世界」になっただけで、「そういう話」自体は昔からある。
ではスレ主さんの質問に戻って「逆に転移先が超文明は可能か」と考えると、先述した例に当てはめれば「舞台が超未来であっても同じことが可能か」って話になる。
当然のこと、「先の歴史ないしまだ知られてない知識や技術」があってこそ成立する物語コンセプトなので、舞台が未来では成立しないことがわかる。
じゃあ異世界は必ず地球文明より劣っているのかと言えば、そうでもない。
「現代人が異世界に転移する」から成立しないんであって、「異世界人が現代に転移する」場合ならこれは成立するし、そういう話は例がある。
先進的な異世界の道具などに翻弄される高校生の主人公、とか。
この場合は異世界と言うより「未来からヒロインが」とか「異次元から」とか「宇宙から」とかって言い換えたほうが覚えがあるだろうか。
未来から来た人物が先に起こる事を知っててそれを阻止するため問題を起こして主人公が巻き込まれていくって話も、最近はあんま見かけないけど昔は割とあった。
異世界で現代知識で無双する話は、そもそもそういうコンセプトでやってて、そのコンセプトに合う世界観を作っているので地球文明より劣ってる部分がクローズアップされているに過ぎない。
異世界文明が劣ってるから現代知識で無双してるわけじゃない。現代知識で無双する話を書きたいから劣った文明にしてるだけ。
スレ主さんはそこに対するアンチテーゼを書きたいのだから、逆に「異世界は超文明」ってするのはストレートだけど、個人的には安易と思うかな。
それじゃ設定時点で逆になってるためにストーリーでアンチになるテーマを設定しにくくなると思うから。
あくまで個人的にはって話だけど、自分なら「異世界は劣ってる文明」と設定して、そこで知識無双をしようとする主人公だけど失敗して反省し異世界人を見下してた自分に気が付き、逆に彼らに学ぼうとするって組み立てにするかな。
既存の知識無双のアンチを書きたいなら、まず土台になる知識無双できる土台を作って実行させてそのうえで「これ違うんじゃねえの?」って書かなきゃアンチを表現できないから、アンチを書きたいならばこそ既存の知識無双と似たような設定で始めるかな。
ただ、あくまで個人的な考えに過ぎないけど、もしアニメや漫画で出てくるような魔法やモンスターが存在する異世界があるとしたら、その世界の文明は何万年たってもせいぜい中世レベルじゃないかと思うかな。
最近読んだ漫画で、物語自体は別に普通の転生ものだったからタイトルまでは覚えてないんだけど、「エルフは森で自然と共に生きるから、土木工事という概念がない」ってセリフが出てきて、確かになと思った。
地球でもアマゾンとか木も水も動物も豊富な資源に恵まれた土地の人類は進化が遅いでしょ。古代と変わらない生活を今もしてる部族とかいるじゃん。
異世界でモンスターがはびこってるってのは一見して酷く危険だけど、あんなふうに冒険者が狩ってきてそれが街の食料になってるような場所じゃ畜産の概念もないだろうし、我々は農耕民族だけど、異世界の住人は狩猟民族が社会を形成してる文化なんじゃないかと感じるよ。
人に害をなすモンスターが多い世界は危険に思えるけど、見方を変えると動物資源が地球より無茶苦茶多いってことだし、古代から魔法があるってことはエネルギー資源が豊富ってこと(電気エネルギー全盛の現代で言えば人間個人から生活電力を取れるようなもの)だし、魔石なんてものもたいがいヤベー資源だよね。
そんだけ 恵まれた環境 にある異世界人は、アマゾンの原住民部族がごとく文明進化は遅いだろうし、特に魔法に頼っていると魔法は個人の素質の寄ってしまうから、とびぬけた天才が現れても伝承する手段もないため天才が死んだら終わりで、社会全体に貢献できる要素になりえない。だから進化も遅く進化しても中世ヨーロッパくらいの小規模な国が点在するのが進化の上限じゃないかなとは思う。
異世界の文明レベルの返信の返信
スレ主 オエー 投稿日時: : 1
>魔法やモンスターが存在する異世界があるとしたら、その世界の文明は何万年たってもせいぜい中世レベルじゃないかと思うかな。
この質問してから思い出したんですけど、そういえばアークザラッドは魔法やモンスターや精霊が存在しながらも、ニューヨークみたいな高層ビルが立ち並ぶ街がある文明レベルが現代並みの世界が舞台でしたね。
まあ「現代『並』どころか完全に凌駕した世界を描いた方がアンチテーゼになるだろう」と思ったんですけど。