目的を達成した後の物語の広げ方の返信
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目的を達成した後の物語の広げ方(元記事)
例えば、主人公は過去に裏切りに遭い人を信じられなくなった。第一章にあたる話で出会った人たちに出会い心境が変化、共に危機を乗り越えて人を信じることができるようになった。
というように、過去のトラウマを早い段階で乗り越えた後の主人公、物語の目標設定や物語を広がるにはどうしていけばいいでしょうか。
目的を達成した後の物語の広げ方の返信
投稿者 大野知人 投稿日時: : 0
まず根本的には、なんですが。
物語というのは本来長さを定められていないものです。なので、無理矢理長編にするもんでもないし、続編を書かなきゃいけないわけじゃない。
そこを気をつけないと、続けなきゃというのが却って重しになって、ご自身が辛くなることと思います。
長めの前置きをさておきますと、『なんとなく第一部の内容に共通性のある内容』をダラダラやればいいんじゃないか、と思いますね。
例えば。『人間不信を克服した主人公のもとに、友人の忘れ形見の、同じく人間不信の少女が現れる!』とか。克服した側としてない側と見れば単純そうですが、実際には個別に人間不信のきっかけやトラウマを持つわけですから、『自分と同じようにいくだろう』と思ってお節介を焼いた主人公が空振りしたり、喧嘩したり、その果ての和解があったりするでしょう。
この同様のパターンとして『自覚があってなんとか人に馴染みたいけど価値観がズレすぎたサイコパス』とか、『過去に人を裏切った事を後悔し続けながら生きている人』とか、『本質的には誰も信用していないリアリストだが、恋愛脳の皮を被ってる少女』とかでもいい。
要は、『みんなそれぞれ事情があるんだなぁ』ってなる、なんとなく主人公と共通性があるキャラを出して、そいつを掘り下げつつ主人公を育てればよいのでは?
あとは、普通に別目標を用意する。人間っつーのは社会動物ですから、人間不信になると全体に『人間らしい』行動が減退します。『人に失望して夢を喪った』とか、どっかのあらすじで見覚えありません? その逆、『人間不信を克服したんだから次は夢を取り戻そう』ってやりゃあいいんです。ま、取り戻すのは愛でも何でも構いませんが。
その三。敵を用意する。つっても、日常系にエイリアン襲来させろとかそういう話ではなく。
大概、主人公のトラウマ克服には他人が絡むでしょう。クラスメイトであれ、街の人々であれ。そういう人の輪に、いわゆるサークルクラッシャーを投げ入れましょう。平和な日常を壊せば、主人公は動かざるを得なくなりますし、例えば『元人間不振故に違和感に気づいた』とか『猜疑心の塊だっただけに、サークラ側にも同情はできる』みたいな展開に持ち込んで、うまくまとめてください。
その四。とりあえずラブコメにする。主人公の精神的成長にヒロインが関わってるんなら、いちゃラブ系のラブコメにしてもあんま文句は出ないと思うよ。
その五。誤解か何かで主人公がトラウマ・人間不信を取り戻す。思いきり悪手ですが、御しきれるなら構いません。第一部がまるっと無碍になりますが、キャラの魅力とかで丸め込めるならアリだと思います。
その六。それぞれが未来へと進むことになり、少しずつバラバラの道に向かう仲間たち。そこに寂寥感を覚えた主人公は、、、。って奴。最終巻でやること気もするけどね。
以上、いくつか提案させていただきました。参考になれば幸いです。
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