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構成で困っています。の返信

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構成で困っています。(元記事)

私はネットで小説を上げているのですが、構成が決まらず、中々進みません。
内容は現代ファンタジーで、現在8話まで公開しています。
しかし、先程も申し上げた通り構成が決まらず、尚且つ読んでくださる方も減少していくという悪循環で、どう改善すれば良いのか分かりません。
もしよければ、改善の施し方や構成について等のコメントをくださると助かります。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889171254
↑こちらがそのリンクです。

構成で困っています。の返信

投稿者 サタン 投稿日時: : 2

構成は、基本的に「どうやってまとめるか」って事で、言い方を変えると「どうやってオチに持ってくか」って事です。
要するに、その「オチ」を知らない人がとやかく助言しても混乱の元になってしまうだけではないかなと思います。
作者が狙ってるラストへ向けてどのように構成すべきか・どんな構成が効果的か、と思考するので、オチがわからないとどうしようもないんです。

オチを知らなくてもできる助言だと、似たような雰囲気の作品ではこういう序盤でこういう展開だったねとか、この展開なら次はこうなるのが王道じゃないかなとか、似たような既存作を参考にした話になる。
でも作品は完結していない(しかもまだ序盤?)ので、そもそもこれがどんな話なのかっていう「作者が考えてる作品」と「読者が読んで感じた作品」とでイメージに大きな隔たりがある可能性があります。
そうすると「似たような作品では~」というコレ自体が間違えてるチョイスになるので、
つまり、オチ(どんな話か)を知らないと混乱の元になってしまうと思う。と。

で、それを前提に、あまり本気で鵜呑みにしないでね、って念を押して答えると、
まず、内容の流れ的に「ヒロインを天界に帰すこと」が話の目的で、オチは「天界に戻れた」「天界に戻れなかった」「戻れたけど戻らなかった」の三択になると思う。
だから、物語の内容は「天界に戻るにはどうしたら良いかを探る」というものになるだろう。
最短コースでは「天界に戻れない」「戻るにはどうしたら良いか探る」「戻る方法が見つかって、戻れた・戻らなかった」で物語は成立する。

主人公が目的を持っていれば良いけど、この場合目的があるのはヒロインで、主人公はそれに巻き込まれる形なので、そもそも主人公は「戻る方法を探る」という内容に入る必要性がない。このため、この手の物語の最初の話題は「主人公がどのようにしてヒロインに巻き込まれるか」になる。
御作の主人公は非常にポジティブで危機感がなく流されていて、ハッキリ言えば作者の都合の良いように動いているように見える。
正直言えば主人公だけでなく全キャラがそうだと思う。

次に話題として、主人公が「ヒロインと友達になりたい」と言っている。
であれば「ヒロインとどうやって友達になるか」というのが話題になる。
「主人公が巻き込まれる過程」をやってから「ヒロインと友達になる」をやってもいいし、2つを合わせて「ヒロインと友達になろうとしてたら巻き込まれた」にしてもいいと思う。
ところが、まあ、流し読みで時折すっ飛ばして読んでる私が読み漏らしただけかもしれないけど、主人公は「友達になりたい」と言ってるだけで「友達になろうと行動する」ということをしていない。次のシーンでは「協力することになった」としてもう既に友達のように接している。
そして一緒に謎の部を追って、当たり前のように巻き込まれている。

これはただの私個人の感性による例だけど、
ヒロインの秘密を見て逃げた友人二人はヒロインによって記憶を消され、逃げなかった主人公は「誰にも言うな」と脅されるだけで終わる。
ところがその日から友人二人の様子が変になり、主人公はヒロインの元へ行き頭を下げて助けを求める。
二人の記憶喪失は神罰による呪いで、徐々に記憶を失って次第に身体の動かし方も忘れ、最後には生きる事も忘れて死に至る残酷な呪いだった。
主人公の助けを求める声に、ヒロインは「計画の協力」を条件に二人の呪いの進行を止め、ただし解除するには天界に戻る必要があり、主人公と友人二人はヒロインの目的に巻き込まれるのだった。
そこでヒロインが学校へ入学するようになった経緯を聞いて、なんやかやで主人公が「友だちになりたい」と思い、前向きに協力し始める。
って感じが今現在連載されてる分の「自分ならこんな感じの構成にする」という一例。

おそらく問題になってるのはその後の構成(てか展開)だと思うけど、
大枠は「天界に戻りたい」「戻る方法を探る」「戻れた・戻れなかった」という構成なので、その中の「戻る方法を探る」を掘り下げることになる。
で。
たぶんだけど、御作の大きなミスは4話でヒロインが神様の設定についてアレコレ喋っちゃってる事だと思う。
例えば「神様であるヒロインが学校に通っている理由」っていうのは、物語に起こすことが出来ますね。
「主人公が一人のときに謎の部を追う流れになる」「コイツは何者だと思ったら神様の一人だった」「ヒロイン以外にもいるのか、え、二桁も? そもそもそれが学校に通っている理由だったなんて」
こんな感じで、「ヒロインが学校へ通っている理由を開示するエピソード」として一つの話題に出来ます。
4話で喋っちゃってる事の多くはそんな感じで、私の感性では「これから序盤のエピソードになる内容ぜんぶ言っちゃってるな」と思いました。

他にもいろいろ設定があるでしょう。
その設定は地の文やセリフで説明するのではなく、エピソードとして一つの話題に組み立てると良いです。
そうすれば話題には事欠かない。
なぜなら、優先度の高い設定を書き終えたら物語を畳める準備が整ったと言えるので、それまでに本筋の流れもオチへ向けて収束させれば、物語的には逆にそれ以上書く必要がないためです。
この収束のしかた、ネタのまとめ方も簡単なのがあるけども、自己流だし一から説明しないといけないので、長くなるので今回は割愛。
優先度が高い設定だけでなく全ての設定ないし作者が満足するだけ書いたら、それで物語は〆に入る。
これで全体の流れ、というか書くべきことはハッキリするので、この時点で開示する情報の順番や展開の整理をして、構成を決めます。

なので、構成の案にしても最初に書いた通りオチを知らないと何も提案できないし、前述した通り設定などをエピソードにしていくので設定を知らないと話題の提案やどこにどんな流れを作るといった構成案も第三者からは難しいと思う。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 構成で困っています。

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