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エンタメの傾向は、景気とは関係ないんじゃないでしょうか?の返信の返信の返信

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エンタメの傾向は、景気とは関係ないんじゃないでしょうか?の返信の返信(元記事)

簡単に言えば、「景気との逆張り」の具体例としてシェイクスピアの四大悲劇は不適当ではないかということが言いたかっただけです。ずいぶんといい加減なことを書いてくれるなあと思ったもので。

「イケイケ」のときに好まれるから四大悲劇が次々に書かれたわけではないでしょう。本当に「イケイケ」だった頃にはむしろ、その頃に書かれたハッピーエンドの『ヴェニスの商人』がウケただろうと思います。
むしろ、木下順二が述べているように「世の中が濁ってきて明るい見通しが持てなくなっている」のを感じ取ったからこそ、それを反映させた四大悲劇が書かれたと考えた方が自然ではないかと思います。別に名作を書こうとしたからではなく、そっちのほうが観客にウケるだろうという理由で。
おっしゃる通り、肝心なのは読者層の「気分」です。
第二次世界大戦で破壊されたパリの街で大爆笑を誘った『ゴドーを待ちながら』も、アメリカのマイアミビーチでは
不評でした。これも「気分」の違いといえるでしょう。

さて、挙げた具体例が適当ではなかったのですから、ラノベの傾向を景気と逆張りさせたほうがいいという主張には疑問符がつきます。たまたまこの10年間くらいにその傾向があったとしても、次の5年、10年がそうなるとは限らないでしょう。

それならば、「次に何がくるか」考えてあくせくするよりも、敢えて直球を投げた方が建設的なのかもしれません。
ここでいう「直球」とは、世界の在り方や自分の生き方といった、いつの時代でも考えざるをえない問題です。
ゲームの流行やSNSの感情的な言葉の断片ではなく、こういったものにほんの少しでも向き合わせてくれる要素を、ライトノベルの読者も本当は求めているのではないかと思います。
それを探し当てて作品として送り出すことで、作者が得るものも大きいのではないかと思います。

エンタメの傾向は、景気とは関係ないんじゃないでしょうか?の返信の返信の返信

投稿者 手塚満 投稿日時: : 0

まず、考える視点が間違っています。シェークスピアについて申せば、シェークスピアが書いたことが重要ではありません。作品が受けたことが大事なわけです。書き手ではなく読み手主体で考える視点からブレるべきではないでしょう。

もう1つ。何かしら「例外は認めない」みたいな思考があるように感じます。創作は確固たるセオリーはありません。こうすれば必ず面白くなる、なんて手法は知られてません。事例とコツがあるのみです。

ことわざでも正反対のものがよくありますよね。石橋を叩いて渡る、もあれば、断じて行えば鬼神もこれを避く、もある。どっちが正しいかは判断できない。ことわざを用いる人が、適したものを選んで使ってみるしかないわけです。

ほぼ一文ずつ、説明しつつの再回答を致します。

> 簡単に言えば、「景気との逆張り」の具体例としてシェイクスピアの四大悲劇は不適当ではないかということが言いたかっただけです。

これはスレ主さんの言いたいことであり、問題はありません。

> ずいぶんといい加減なことを書いてくれるなあと思ったもので。

これは説明を要するでしょう。参考にならないと思えばスルーすればいいわけですが、なぜしなかったのでしょうか。反論したくなった、ということは、カチンとくるものがあったわけです。その「カチン」は自分の何に当たったのか。せっかくのチャンスを生かしておいでではないようです。

> 「イケイケ」のときに好まれるから四大悲劇が次々に書かれたわけではないでしょう。

そうですね。いろいろ書いたでしょう。その中で悲劇については4つほど、後世に残るほど受けたものがあるわけです。シェイクスピアは謎のある人です。受けないものもあったかもしれません。むしろ、あったはず、と考えたほうが無難でしょう。受けなかったら消えるのは昔も同じでしょう。

繰り返すようですが、書いたことが重要ではない。受けた作品が何かが重要なわけです。

> 本当に「イケイケ」だった頃にはむしろ、その頃に書かれたハッピーエンドの『ヴェニスの商人』がウケただろうと思います。

イギリスにおいてはずっと右肩上がりだっただろう、ということは、事実関係を元に軽く触れました。そこを無視して、イケイケだった時期、そうでない時期をわけ、悲劇が受けた時期、喜劇が受けた時期を論じるなら、事実関係を提示してください。

でないと、なんとも言えないのです。スレ主さんも、 No: 3の返信において、回答No: 2の内容について出典をお求めです。同様になさってくださるよう、お願いします。

> むしろ、木下順二が述べているように「世の中が濁ってきて明るい見通しが持てなくなっている」のを感じ取ったからこそ、それを反映させた四大悲劇が書かれたと考えた方が自然ではないかと思います。

上記で述べたように根拠不明です。細かい時期別のご解説をお願いします。それまでは、単に「スレ主さんがそう思いたい」でしかありません。

> 別に名作を書こうとしたからではなく、そっちのほうが観客にウケるだろうという理由で。

そこで止まってしまうから分析が甘いのです。何が観客に受けたのか、まで進まないと分析とは言えません。後世に残るほどの作品について論じていらっしゃるのですから。ラノベの傾向って、作者が決めているわけじゃないでしょう?

真逆で、何が読者に受けたかで決まって来るものです。よく言われることですが、「これで売れるかな、と考えるのではなく、これで買いたくなるか、で考えよ」と似ているといえるかもしれません。

> おっしゃる通り、肝心なのは読者層の「気分」です。
> 第二次世界大戦で破壊されたパリの街で大爆笑を誘った『ゴドーを待ちながら』も、アメリカのマイアミビーチでは不評でした。これも「気分」の違いといえるでしょう。

これで何をおっしゃろうとしたか、よく分かりません。パリで受けて、マイアミビーチでは好まれなかった。では東京では、とか延々と続きそうです。「ゴドーを待ちながら」以外に、「ゴジラ」(第一作)はどうか、とかもあります。なぜその事例(作品、場所)を出したか、まで進まないと話が見えて来ません。

> さて、挙げた具体例が適当ではなかったのですから、ラノベの傾向を景気と逆張りさせたほうがいいという主張には疑問符がつきます。

挙げた具体例とは、具体的にはどれですか? どれが、どのように適当ではなかったかは、スレ主さんが具体的に指摘しないことには、こちらとしては意味を取りかねます。ちなみに、景気と逆張りとは私は申しておりません。世相の指標になり得る1つとは申しましたが。

> たまたまこの10年間くらいにその傾向があったとしても、次の5年、10年がそうなるとは限らないでしょう。

つまり、人間の性質はそのスパンでガラッと変わるということでしょうか。気分ならそうでしょう。しかし気分のベースとなる脳がそんな短期間に変化するとは思えませんが。かつ、「限らない」と可能性をほのめかすだけでは、判断材料になり得ません。

> それならば、「次に何がくるか」考えてあくせくするよりも、敢えて直球を投げた方が建設的なのかもしれません。

だんだん意味不明さが深まってないでしょうか。次に何か来るか、の「何」は何を指していますか? 世間の人々の気分ですか? 拘っておいでの景気ですか? そして「直球」で何を喩えているのですか? その直球をどこへ投げるとストライクなのですか?

もし、暗い世相なら暗い作風、ということでしたら、まさに直球をお投げになればいい。分かりにくい喩えに頼る必要はありません。そして、なぜその直球なのかをご説明になればよいのです。

> ここでいう「直球」とは、世界の在り方や自分の生き方といった、いつの時代でも考えざるをえない問題です。

一応、「直球」の説明を意図しているんだと思いますが、極めて意味がとりにくい。世界の在り方とか自分の生き方とか、ここまで出てきていない話へ枠を広げていることが理由の1つ。まだあって、「いつの時代でも」と仰る割には、直前で「たまたまこの10年間(略)次の5年、10年がそうなるとは限らないでしょう。」と仰っていること。

先が見通せないといった直後に、時代を超えて不変、みたいな話をされても、何をお考えなのか測りかねます。

> ゲームの流行やSNSの感情的な言葉の断片ではなく、こういったものにほんの少しでも向き合わせてくれる要素を、ライトノベルの読者も本当は求めているのではないかと思います。

「こういったもの」とは「世界の在り方や自分の生き方」ですか? 
また「ゲームの流行やSNSの感情的な言葉の断片」は、少なくとも私が申した「世相」ではありません。分かりにくい旨、申し上げたはずです。そんなはっきりしたもので示せるなら、景気が指標の1つになり得る、なんて話はしないのはお分かりになるはずです。

> それを探し当てて作品として送り出すことで、作者が得るものも大きいのではないかと思います。

結局、よく分からないけれど万古不変のもの/こと、といったニュアンスを感じます。ご説明が曖昧なので、はっきりとは申せませんが。私は違うものを申し上げました。シェークスピアの諸作品のような後世に残るものでなく、時流に乗る今のもの旨、申し上げたはずです。

スレ主さんの最初のご質問とて「暗い時代こそ真面目に考える要素があってもいいんじゃないでしょうか?」と仰せです。そしてご質問の趣旨は、2つの相異なるように見える見解についてであり、ラノベの流行りと景気の関係であり、暗い時代は真面目な作風か、であったはずです。

どうもスレ主さんはこのご質問において、反論めいたものを見ると、前後を忘れて目先だけに反駁する傾向があるようです。だから、話があっち行ったり、こっち行ったりになりがちなのではないでしょうか。

これはつまり、考えがブレているということです。まだ試行錯誤している思考をそのまま書き連ねてしまっているといってもいいでしょう。一文ごとに詳しく返信申し上げたのも、そのことを自覚して頂けたらと思ったから。

まず、スレ主さんのお考えを、スレ主さんご自身が整理するべきでしょう。赤の他人を試行錯誤中の考えにに巻き込むべきではありません。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: エンタメの傾向は、景気とは関係ないんじゃないでしょうか?

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