地下牢(地下空間)の居住性は?の返信
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地下牢(地下空間)の居住性は?(元記事)
中華風ファンタジーで地下牢を出そうと考えているのですが、地下空間の居住性(特に電気以前の)というのが、イマイチ分かりません。一応調べてみましたが、「夏涼しく、冬温かく快適」とあったり、「劣悪な環境」とあったりしました。
トルコのカッパドキアの地下都市や、洞窟や穴倉(『ドラえもんのび太の日本誕生』でのび太たちが造った洞穴のイメージ)、土蔵の暮らしはどんな感じだったのでしょうか。
地下に作られたワイナリーや土蔵造りの日本の酒蔵は、一年を通して室温が一定なので、快適と聞きました。また、湿度は高いのでしょうか、低いのでしょうか。拙作の舞台のモデルは中国の西安ですので、東京と比べると湿度は低いでしょうが。
中国に限らず、日本や欧米その他の地域で構いませんので、地下空間やそれに準じる土蔵のような建物の暮らしをご教示いただければ幸いです。
拙作的には、地下牢が快適なのは好ましくないですね。夏暑くて、冬寒くて、外が雨か晴れか、昼か夜か分からず、囚人を苦しめるようにしたいですから。
地下牢(地下空間)の居住性は?の返信
投稿者 ワルプルギス 投稿日時: : 2
オーストラリアには、住民が皆地下に住んでいる街ってのが実際に存在するそうです。
まあ、地上が40℃超えるってのと、元々宝石掘りたちの街なので地下空間が十分あったってのが理由だそうですが。
いずれにせよ、上手く環境を作ってやれば快適に居住できるのは間違いないかと。
地下の温度に関しては、かつて仕事で少し調べたことがあったりします。
「地下は温度一定」というのはよく言われる事ではありますが、本当に一定になるのは地下10mぐらいからです。
それより浅い状態では、ある程度温度変化があります。
傾向として、深くなるほど温度変化の幅が小さくなり、時期が後ろにズレます。
地上だと1月ごろが最も寒く、8月ごろが最も暑いわけですが、
例えば地下2mだと3月頃が一番温度が低くなり、10月ごろに一番高くなるんですね。
ズレはおよそ1mごとに1ヶ月。
故に、地下5~6mぐらいだと夏が一番涼しく、冬が一番暖かい。
湿度は、地上よりは平均して高いですが、対策は可能。
水脈の近くを避ける、換気をよくする、透湿性の低い材料で壁を固めるなどでしょうか。
で、ドラコンさんとしては不快にしたいとのことなので、低温+高湿度でずっと寒い感じがよいんじゃないですかね。
湿度が高いと同じ温度でも耐えにくいもの。普段湿度の低い地域の住民ならなおさらでしょう。
(もっとも、西安の湿度はそれほど低いわけでもないようですが……)
寒いより暑いほうがいいなら、火山の近くにしてしまう手もあり。
季節による温度変化は諦める、というかむしろ無い方が「この牢に入れられて何年経ったかも分からない」となってよいのではないかと思います。
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 地下牢(地下空間)の居住性は?